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    • 2017.08.14 Monday
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    一定期間更新がないため広告を表示しています


    ライティング倶楽部第八、九、十回(正式には第七、八、九回)をいまさら

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      アップさぼってたみちこさん主催の猫町倶楽部非公式、有志によるライティング倶楽部作品。第八回は13/01/26、第九回は13/05/18、第十回は13/11/23に開催。
      いつものようにSFです。オラはライティング倶楽部ではいつもSF縛りでやっています。ついでにタイトルも、いつもの様にパクリです。

      ○第八回 失楽園(お題:もう後戻りできない)

      https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=5e3facef-d02a-47bc-a239-9255486e5c11&viewtype=detail

      宇宙移民物ですね。多世代移民船(ジェネレーションシップ)ってやつです。SFにはありがちなテーマと設定です。こうした設定では出産制限とその葛藤もつきものです。
      誤字がいくつかあるのが残念です。いつも当日の開催時間2時間前ぐらいに書いちゃって推敲しないことが多いもんで(;一_一)。編集さんや校閲さんの存在って大切ですね。
      この作品では、最近我が国で問題の少子高齢化問題を絡めてみました。結婚なんかせず出産なんてやらなくても十分楽しく生活できるのに、なんでわざわざ自由と引き換えに独身生活捨てちゃうの?って疑問について考えられたら良いかなーと。

      ○第九回 夏への扉(お題:誕生)

      https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=b2301543-59c0-4e7d-8ec5-8acff86c7f68&viewtype=detail

      これもSFでは陳腐とさえ言える、子がタイムトラベルとかして親に会いに行くってお話の一バージョン。
      そしてそういうお話にはたいてい禁則事項が伴います。
      もしあの時あの人にああ言ってもらえていたら……、ってこと、みんなありますよねー。

      ○第十回 カレーブーム(お題:カレー、カレーライス)

      https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=c9d600ab-13a2-4c0d-960d-c96e7fb4014c&viewtype=detail

      ひどいお題です!誰だこれ考えたの!この回は参加者みーんな苦労したと思います。
      どこにでもいるフツーの家族のありふれた日常の会話であるようにみせかけて実は!ってのも、SFでありがちですね。
      ついでにさりげなく、カレーの美味しい作り方についても布教しています。

      で、今までの個人的お気に入りランキング。

      1位:第七回 風が吹くとき(お題:風)
      2位:第四回 幸福のカタチ(お題:おくりもの)
      3位:第五回 夢轍(お題:春の夜の夢)
      4位:第二回 帰省(お題:旅・旅行)
      5位:第九回 夏への扉(お題:誕生)
      6位:第八回 失楽園(お題:もう後戻りできないない)
      7位:第十回 カレーブーム(お題:カレー、カレーライス)
      8位:第三回 世界の片隅で孤独を叫んだけもの(お題:隠れ家)
      9位:第一回 となりのファンタジー(お題:虹)
      10位:第六回 窓の向こうの風景(お題:窓)

       

      ライティング倶楽部第六、七回(正式には第五、六回)は史上最悪の出来となかなかの出来

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        おまたせしました。みちこさん主催の猫町倶楽部ライティング倶楽部。第六回は7/8、第七回は10/21に開催。
        第六回分の出来があまりにもひどすぎたのと、6月頃からの三本の矢問題のせいでずーっと原稿アップしてなかった(;´Д‘)
        とりあえず一つずつ見て行きましょう。
        例のごとく、いずれの作品も魔法少女まどか☆マギカなみのネタバレがあるので、解説を読む前に作品に目を通しておきましょう。

        ○第六回 窓の向こうの風景(お題:窓)

        https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=dd8b4809-38cd-4403-b44f-ca64cdaf2688&viewtype=detail

        全然駄目。これまでで最悪の出来だと思う。
        アイデアは悪くない。でも、字数制限に収めるためにはしょりすぎ、円周率云々を境にエンディングが唐突過ぎる。

        甘い恋愛ストーリーと思わせてからの〜ちょっと悲しい介護ストーリーと思わせてからの〜いきなりSFエンディング

        この流れ自体は我ながら気に入っているので、いつか長編で書きなおしてみたい。
        ちなみに文中で480日前だの何だのという細かい日付の設定は、開催日である7月8日が3.11の東日本大地震からそれだけ経過しているということを示している。

        ○第七回 風が吹くとき(お題:風)

        https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=6db5d228-ad1e-4327-9de2-85db1e5d56bf&viewtype=detail

        これまでの中でもかなーりお気に入りの作品です。一二を争います。
        ちなみに今までの個人的お気に入りランキングは、以下のとおり。

        1位:第七回 風が吹くとき(お題:風)
        2位:第四回 幸福のカタチ(お題:おくりもの)
        3位:第五回 夢轍(お題:春の夜の夢)
        4位:第二回 帰省(お題:旅・旅行)
        5位:第三回 世界の片隅で孤独を叫んだけもの(お題:隠れ家)
        6位:第一回 となりのファンタジー(お題:虹)
        7位:第六回 窓の向こうの風景(お題:窓)

        タイトルは例によってパクリです。元は、冷戦時代に作られた世界終末ものアニメですね。田舎暮らしの老夫婦が核戦争後たった二人っきりで静かに死んでいく物悲しさが、当時話題になりました。

        アイデアは、今年ナンバーワンアニメである「人類は衰退しました」のあのピオンとオヤジのエピソード「妖精さんの、おさとがえり」から。原作ラノベのエピソードに比べて、放送時間の関係でかなり端折ってしまい実に残念な出来に仕上がっていましたが、それでも涙なしには語れない良エピソードでした。
        本作ではその中でも、1973年に打ち上げられたパイオニア11号を主人公にしています。人類初の土星探査機にして、地球外文明へのメッセージ板を搭載して深宇宙へ旅だったことでも有名です。ボイジャー1号2号の先輩みたいなもんです。現在は太陽系のはるか外、地球と太陽の間の距離の80倍ぐらいのところを、もはや通信もできずひとりぼっちで飛行しています。
        本作は、恋愛問題でもんもんとしている最中に書かれたもので、内容もその心情を反映しています。42年間、女より本とアニメと仕事を優先してきたが、いざこの年になって恋愛問題の渦中に放り込まれた時、これまで読んできた本なんて何の役にも立たないって感をビンビン出しています。
        あと、「知」の発達による苦悩ってのも意識しています。人は物を知れば知るほど、頭が良くなれば良くなるほど幸せになるとは限りませんよと。それは個人レベルだけではなく、人類全体の文明の発展についても言えることかと。
        最後のオチは、色々解釈できるようにしていますが、一番ありがちなのは、遠い未来に深宇宙のどこかで、既に人類さえ滅びてしまって過去の歴史となっている時代、偶然通りかかった高度な地球外文明に所属する父子の宇宙船が、とっくの昔に機能停止して漂っていたパイオニアを拾い、子供がいじくり回してみた、ってな感じでしょうか。個人にとっての深刻な悩みも、第三者にとってはなんてことない問題に過ぎないってニュアンスを出してみたんですが、成功しているでしょうか。
        ちなみに、フォントが変化しているのはわざとです。僕はいつも、フォントの種類とかも物語の展開に彩りを添えるには重要だと思っているんで。
        最後の「四本の手」ってのは、もちろん彼らが異星人であることを際だたせるための説明ですが、このニュースも参考にしています。

        「4本の腕では中途半端 日本には千手観音がある」 仏国営放送「福島の影響」にネットが「対抗」
        http://www.j-cast.com/2012/10/16150280.html?p=all


        ライティング倶楽部第五回(正式には第四回)はドキッ!野郎だらけのポエミー回

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          4/8のライティング倶楽部第4回は、リアル参加8名、作品のみのエア参加2名。そして由々しきことに、今回初めて、男子数が女子数を上回った。第0回なんて男子は2人だけだったのによヽ(`Д´)ノ
          前回作幸福のカタチ(お題:おくりもの)はピンチョンを若干意識したけど、今回はオーソドックスな物語にした。あえて言えば、月曜会でこの前やった三島由紀夫「金閣寺」や谷崎潤一郎「春琴抄」のような一人称小説を意識している。
          これまで同様執筆時間は2時間程度だが、当日に書いちゃういつもと違って今回は、3/14のシネマテーブル課題映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を見た直後に影響されて書き上げちゃった。この映画は311で父を亡くした少年を主人公とする家族の絆を描いたものだが、それをきっかけに、家族愛とかなんとかちょっと考えさせられたんで書いちゃった。41歳にして独身でオタク街道まっしぐらの僕は、今回書いたようなことはよく妄想している。

          夢轍(お題:春の夜の夢)
          https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=5aee1dc3-b3a0-47a2-9284-f4f270a13788&viewtype=detail

          まずタイトル。今回もパクリです。元は名作フルCGアニメ「機動戦士ガンダム MS IGLOO -黙示録0079-」の主題歌のタイトルです。

          MS IGLOO-夢轍〜ユメワダチ〜
          http://www.youtube.com/watch?v=7ewH3ojZNgw

          タイトルにこれを選んだ意味は色々あります。一番大きいのは、世代を重ねた人々の人生が轍のように連続性を伴って続いているってな感じでしょうか。

          内容を見てみると、ぱっと見いい話に見えるが、実は父と娘の間の会話も、娘(ばーちゃん)と孫の間の会話もちょっとおかしい。ずれている。特に、よく考えると父は相当にフリーダムだ(何しろ自分自身がモデルなんで)。娘がこれから朝練だって時に、いきなりテンション下げまくりの話をぶっちゃけてしまっている。おまけに、父本人としてはなんか良い話をしているつもりっぽいが、最後の「奇蹟」の下りって、あんま関係なくね?母子の関係をなんとかしたいなら、もっと陳腐だがわかりやすいお説教があるはずだ。ぶっちゃけこの男、ちょっとこのシチュエーションに酔っているところがある。娘が当時どう感じたかはあえて描写していないが、「こーのオヤジ何いってんだ?」と思っても不思議はない。
          孫も孫でこの男の血を色濃く引いてしまっちゃったのか、負けず劣らずフリーダムである。ばーちゃんがいい話をしてくれているのに、質問は「で、おばーちゃん朝練は間に合ったの?」である。突っ込みどころそこかよ!将来に相当不安を感じさせられる。バカ父とバカ孫のサンドイッチにされて娘テラカワイソス(;´Д‘)
          しかし、これらのようなコミュニケーションの齟齬がありながらもそれでもなんとなく理解しあえてつながっているのが家族なんじゃないかと思う。何でもかんでも理詰めで話が通じて論理的に会話や議論が成り立つことが必要なのは、もっとパブリックな場に於いての話であって、家族ってのはそういうものとは違うんじゃなかろうか。雰囲気としてなんとなく通じてしまっているってのはよくある話だろう。この点に関しては他にも本作では例えば娘は「お父さんもトースト食べる?」とか聞いて父も「ああ……」と答えているにもかかわらず、娘は新たにトーストを焼こうとしていない。日本語としては客観的に見て肯定の応答になっているのに、その後の父の行動と普段の関係性からそれが実は「トーストは要らないよ、ちゃんとしたもの作ってあげるから」という否定の意味になっているのだということを娘も理解しているのである。
          ばーちゃんにしたって、このぶっちゃけ話に当時は「オヤジ、ザケンナ!」と思った可能性もあるが(無論勘違いして「おとーさん素敵!」とか思ってくれた可能性もある)、何十年もの時を経て老境に到り孫を慰めるにあたり当時を振り返ってみた時、また別の想いが湧き出てきたのかもしれない。それが人生ってもんだ。なにせ本ごときでさえ、ガキの頃読んだ時の印象と成長してから読んだ時の印象は異なるのだから、ましてや家族に対しての印象なんてもんは子どもの頃と自分が大人になってからとは違って当然である。
          あと、最後の「奇蹟」のくだりは、科学や哲学によく出てくる「人間原理」のお話の一ヴァージョンがネタ。「涼宮ハルヒの憂鬱」にも出てくるんで、少年少女にとっては案外いまさらな話だったりする。何しろこの男の娘なんで、実はネタ元もバレバレで腹の中で、「とーちゃん、ラノベの読みすぎ!」とか呆れていたかもしれない。

          で、ダメ出し。
          1つ目。シチュエーションが我ながらオタクっぽくてCLANNADっぽくてキモイ。父娘の関係って日本では普通「お父さんのパンツと一緒に洗わないでよ!」ってな感じだろうから、この話はちょっと理想化され過ぎのように思う。その点は一番気になっていたんで参加者に訊いてみたら、「特に妙な点はない」ということだったが、同じ話を父と息子で書き直せって言われたら、ちょっと書けそうもない。
          2つ目。今回はいつもと違い、朗読することが前提とされていたので、他のメンバーはそれを意識して、朗読向けの作品に仕上げていることが多かった。しかし僕はあえてそれを無視して、いつも同様朗読を意識せずに書いた。が、やっぱり三者が入れ替わり立ち代わり登場する作品を素人が読み上げるってのは、ちょっと無理があった気がする。
          3つ目。文体についてはちょっと迷って、実は最初は、ばーちゃんの一人語りにする予定だったのを、「夢」というお題を考慮して、父娘の会話シーンを夢想・回想として挿入する形にした。しかしあんまりうまく行っていない気がする。
          4つ目。父→ばーちゃん→ばーちゃんの娘(未登場)→ばーちゃんの孫のつながりを明確にするために、ラストで「きっと私のかわいい娘は許してくれますよ」なんてセリフを入れちゃったのがちょっとわざとらしすぎた。もっと自然な形でそうしたつながりを意識させられるようにできなかったか。我ながら表現力の未熟さを感じる。
          5つ目。トーストなんてハイカラなもんを食べていることからもわかるように、この物語は「現代」についての回想を数十年後の「未来」に行なっていることになっている。つまりばーちゃんが孫にお話ししてあげているのは、恐らく2050年とか60年とかだ。これにより読者に対して、これからあなた達自身が子孫を育み命を紡いでいくのだという当事者意識を与えたかったのだが、これもうまいこと伝わっていないように思う。
          6つ目。基本的にばーちゃんの主観に基づいた話なので、月曜会でやった三島由紀夫「金閣寺」とか谷崎潤一郎「春琴抄」のような一人称小説同様、書いてあることがそのまま事実であるとは限らない。ウソや思い込みだったりする可能性もある。その辺りのところも表現したつもりなのだがこれもうまく行っていない。

          あと、いつも他の参加者に、僕が書いた作品だってことが極力バレないように気をつけて書いていて一人悦に入るのだが、今回はいつもと違って最初から作者名が発表される形式だったのがちょっと残念。

          今回の作品の傾向。朗読があったせいか詩が増えたね。あとやっぱり、桜をモチーフにした作品が多かった。

               論文 エッセイ 物語 マンガ 詩
          第一回   1   7    5   0  0
          第二回   0   3    7   1  1
          第三回   0   2    8   0  2
          第四回   0   2    11   0  1
          第五回   0   1    6   0  3

          ライティング倶楽部第四回(正式には第三回)はエア参加多数

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            1/21のライティング倶楽部第3回は、リアル参加8名、作品のみのエア参加6名と、これまでにない多数のエア参加。
            前回作「世界の片隅で孤独を叫んだけもの」(お題:隠れ家)は完全にオタク趣味に走って読者のことなんぞこれっぽっちも考えず書いたが、今回はまた原点に回帰し軌道修正したし文字制限もちゃーんと守った。そのため、会での評判はそこそこだったと思う。
            この会では主催者のみちこさんがかねがね、「そのうち男性メンバー限定で恋愛小説を書いてきてもらおう」とか恐ろしいことを言っているが、本作には部分的に個人的な恋愛観(というより人生観)もおりまぜてあるので、ある意味恋愛小説的な面も含んでいる。

            幸福のカタチ(お題:おくりもの)
            https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=00b5fbe1-3d45-43ab-8307-47853dfb4701&viewtype=detail

            元々最初に思い浮かんだ時にはこの作品は、3編からなるオムニバスの一つという位置付けだった。しかしどう考えても一枚には収まりきらないので、他の2編は切ることにした。構造としては、この地球の成り立ちの物語があり、その下に日本という国の成立の物語があり、そしてこの、家族の物語が来る。ちなみに、会で物語を書く時は大抵、最初はこうした階層構造のオムニバスの形で思い浮かぶ。
            執筆時間はいつもの通り2時間ちょっとぐらい。例のごとく、会のギリギリ直前に書いた。
            トマス・ピンチョン「競売ナンバー49の叫び」(ちくま文庫)を月曜会でやったせいもあって、前回に引き続きポストモダン文学を意識して書いてはいるが、その点については、前回作品「世界の片隅で孤独を叫んだけもの(お題:隠れ家)」程には成功していない。ポストモダン文学についての個人的考えは以下を参照。

            トマス・ピンチョン「競売ナンバー49の叫び」が難解だとの叫び1
            http://nakamiya893.jugem.jp/?day=20120115

            シチュエーションについては、なぜセールスマン物語を思いついたのかとの質問が参加者あったが、実のところワード立ち上げた途端に思いついただけで、それほど深く考えてはいない。ただ恐らく、魔法少女まどか☆マギカに出てくるキュゥべえの名ゼリフ「僕と契約して魔法少女になってよ!」ってのが少なからず影響しているように思う。それと作品の特定はできないが、SFとか漫画・アニメにはこういうのは結構ありがちだと思う。
            シチュエーション以前に重要なのは、人生のやり直しとか交換の是非というテーマそのもので、元々こっちのほうが先にあって、セールスマン云々はあとで出てきただけ。このテーマについては恐らく高専生だった頃からずーっと現在に至るまで考え続けているもので、マドマギについて以前ここで書いた日記にも、その辺りのことが反映されている。

            今年(昨年)のまとめ3 2011年アニメが危険と思うこのごろ その2
            http://nakamiya893.jugem.jp/?day=20120106

            読めばわかるように、今回作で取り上げたテーマも、現状肯定的に受け取れる結末も、第二回作品「帰省」(課題「旅・旅行」)と非常に似ている。両者ともに、ありえたかも知れないよりよい未来よりも、どんなに辛く苦しかろうが現に生きているこの人生を選択するというものになっている。こうした考えが、2011年アニメに多かったループものに反発を覚えた原因の一つになっている。
            ポストモダン小説を意識した以上、解釈の多様性を狭めるのは本来おかしいことなんで、ここから先は作品未読者は読まないように。





            まず、終始気をつけたのは、主人公の薫が男か女か分からないようにしたところ。そのため、同居人のことを「旦那」や「妻」ではなく「パートナー」とか「連れ合い」とかちょっと苦しい言い方をしている。会ではどうも、薫は女性だと感じた参加者が多かったようで、ちょっとその辺りの書き方は失敗気味かもしれない。まぁ男だと思われるよりは良かったかも知れないが。
            この点に関連して、薫が夢中になっていた「「金八先生」に出ていたあの方」というのは、薫が女性だと考えて読んだ読者ならば武田鉄矢がイメージされるかも知れない。これは、薫が決してイケメン好みではないということを示唆していると言う点では結果的に良かったのだが、実は書いた時点ではそこまで考えていない。登場人物が男女それぞれ山ほど出てくるので対象を特定しにくく好都合だろうし、薫が男だろうが女だろうが困らないだろう、ぐらいにしか考えていなかった。
            評判のよかった最後の薫のセリフ「いつもいつもいつもいつもごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃとウッサイなぁ!もぉ!」は、最初は「ごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃとウッサイなぁ!もぉ!」だった。しかし、最後の「もぉ!」を末尾行の頭に持ってくるために「いつもいつもいつもいつも」を付け加えた。「ごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃとウッサイなぁ!もぉ!」というセリフ自体は、現人生を選んだ薫は決して「理想的人生」とか「正解」とかを選んだわけではないことを示唆させるためにも、書き始める前から入れようと思っていたものである。

            全体について見てみると、そもそもこのシチュエーション自体相当変である。いきなり訳の解らんセールスマンがやってきて変なこと言っているのに、薫が普通に応対している。薫にとってこのシチュエーションは現実かそれとも妄想なのかははっきりしないようにわざと書いているが、この点に関しては、薫にとってはどっちでも構わないという点が重要である。いずれにせよ薫はこうしたやり取りによって、普段は全く無意識な自分の人生とそのあり方について意識的に考えをめぐらし、最終的に選択を行なっているというところに意味がある。ただ、最後のパートナーのセリフに「さっさとお薬を飲んで」というのを入れてしまったのは、ちょっとあざとかったかも知れない。
            世にも奇妙なセールスマンを追い払った後、薫が連れ合いに「ただの押し売りだった」としか言わないところも、人によっては変に感じるかも知れないが、これについては最初から、連れ合いに詳しいことは伝えないようにすると決めて書いていた、というか、そういう薫の姿しか思いつかなかった。それは、作者的にこの点こそが、理想の家族像の一つとなっているからである。基本的に二人の間で、軽い日常的なやりとりはあっても、家計とか将来のビジョンなどについてなどの重要性の高い会話は余り無い。多分一緒にいても、まったりとしている時間のほうが長い。二人共それぞれ、日々の仕事や人間関係のことなどで辛いことや悩みなどがあるはずだし、過去の苦い思いや、自分たちの将来について思うことなどもあるはずだ。ひょっとしたら、自分の知らないところでパートナーが、今回のように、自分を救い支える重大な努力や決断をしてくれているのかもしれない。しかしそんなことはわざわざ言わないし、相手も訊かない。訊かなくても、相手がそういうことをしてくれているだろうなということはお互いわかっている。それでいて、お互い相手のことはさり気なく気遣っている。薫の「んー、ただの押し売り」の「んー」の部分は、この奇妙な体験をパートナーに詳しく報告して相手に気を遣わせるべきかどうかという一瞬の迷いを示している。また、パートナーの「さっさとお薬飲んで、少しは手伝って」という返しも、薫が服薬しているかどうかをきちんとチェックしているということを示唆している。あ、童貞君のキモイ妄想だとか言わないで……

            薫の性格については、自分のあり方の理想も入っている。奇怪で異常な状況に直面しているのに特に慌てず突っ込まず、細かいことは気にせずどこか飄々として、いろいろな誘惑に心が揺れながらも最も重要な点についてだけしっかりと見極めて大雑把に無理せず生きて行く。サウイフモノニワタシハナリタイ。
            薫のそうした性格は、セールスマンにパートナーを貶められた際の対応にも現れている。薫に何かされてセールスマンは「イタイッ!鼻はやめてくださいよ、鼻は……」と言っているが、この点はよく考えてみるとちょっとおかしい。一体鼻に何をされたのだろうか?殴られた?つままれた?指パッチン?いずれにせよ、薫は相当に加減している。実際に喧嘩なんぞをしたことがある人ならわかるだろうが、そうでなければ鼻血でも出ているはずだ。つまり、パートナーのことを悪く言われていれば普通なら激昂して強烈に打撃を与えて流血の惨事にでもなるはずなのだが、薫は比較的冷静に、加減して対応していることになる。そして相手を痛めつけるより、パートナーの素晴らしさを相手に伝えようということに力を入れている。でもその直後、セールスマンの反撃を受けてしまい、この企ては頓挫することになる。

            で、ダメ出し。いつもの僕の癖だが、同じ言い回しをくどく使っちゃっている。今回も例えば最初の5行目に「いや」が3つも出てきている。勢いだけで書いてあとで見直さずにいると大抵こうなってしまい、読みなおした時に後悔することになる。
            次に、タイトル。「幸福のカタチ」にするか「幸せのカタチ」にするか迷って5秒で決めたが、いずれにせよ結果的に、ありがちで安易なタイトルだった。帰宅後ぐぐってみたら、同種のタイトルの曲とか漫画とかがゴロゴロ出てきた。
            3つ目に、登場人物の名前。薫ってのが安易過ぎる。男だか女だかわからないようにということで決めた名前だが、それなら一層のこと名前を一切出さなくても良いような書き方にするべきだったと思う。
            4つ目。意図的にほぼ全文会話形式にしたのだから、どうせなら完全に会話文のみで押し通すべきだった。
            5つ目。作風が星新一風すぎる。個人的に星新一は大嫌いなんで、似ないように似ないようにと書いたつもりだったのだが、やっぱり星新一になってしまった。
            特に調べたことはないので憶測だが、多分SFオタの大部分は星新一を余り好まないのではなかろうか。コアなSFオタにとっては、日本的な生活感が漂うあの手の作風ってのは、ちょっと我慢出来ない。男の子はSFにはもっと大きな夢を託したいんですよ、きっと。
            6つ目。趣味に走った前回から軌道修正はしたのだが、それでもオレのオタ魂が火を吹いて、趣味的なネタを入れてしまった。薫の「宇宙人か未来人か異世界人か超能力者か知らないけど」というセリフは、涼宮ハルヒの憂鬱におけるハルヒの有名な自己紹介を元にしている。
            7つ目。薫がセールスマンの鼻をどうにかした後のセリフ「うちの連れ合いは、こんな自分のことしか考えて来なかった私でも、人を愛したり他人のために考えることができる能力を持っているんだって教えてくれたかけがえのない人なんですからね」が硬すぎるし説明的過ぎる。この部分も作者の願望が強く出すぎてしまったための結果。こういうパートナーにいつか出会えると良いですなぁ。

            今回の作品の傾向。ますます物語が増えていく…。

                 論文 エッセイ 物語 マンガ 詩
            第一回   1   7    5   0  0
            第二回   0   3    7   1  1
            第三回   0   2    8   0  2
            第四回   0   2    11   0  1

            あと、ピンチョンの影響なのか、登場人物が匿名とか名前が記号だったりする物語が殆どだった。

            ライティング倶楽部第三回(正式には第二回)でやらかしました。

            0
              11/12のライティング倶楽部のテーマは前回書いた通り、「隠れ家」。関係ないが、今回から「ライティング倶楽部作品」タグを作ってみた。

              今回は、前二回と違い、読者が楽しめるかどうかは全く考えず、徹底的に趣味に走った。おまけに字数制限も最初から完全に無視したので、仕事でそんなことしたら最初から失格である。

              読めば分るように、これはいわゆる「ポストモダン小説」と呼ばれるジャンルの作品である。そこに、SF小説やアニメ等のオタクネタをパクって、もといリスペクトして取り込んだ、完全に自分の趣味に走った内容になっている。
              題からしてあからさまにパクりである。
              これまでの、猫町倶楽部月曜会の課題図書で言えば、カルヴィーノ「見えない都市」や、ポール・オースター「最後の物たちの国で」と同様のジャンルになる。

              「見えない都市」とポストモダン小説については、以前書いたこちらを参照するように。めちゃくちゃ長いが。
              http://d.hatena.ne.jp/nakamiyatakashi/20110218

              世界の片隅で孤独を叫んだけもの(お題:隠れ家)
              https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=66ab015a-6576-46d9-9f0a-e43692a6e8dc&viewtype=detail

              以下はネタバレになるので、読了していない者は読まないように。





              本来、作品の「意味」とか「メッセージ性」とかを重視しない、そして、書かれていることよりも書かれていないことを重視するポストモダン小説においては特にそうだが、作者自身が内容について解説するということ自体恥ずかしいことである。だって、解説でやらずに作品でやれ!って話しだしね。だがあえて、ネタ等を解説しよう!

              まず、古くはカフカにも通じる点だが、「主人公」がよくわからない構造になっている。「隊長」?訳者?それとも…。ひどいポストモダン小説になると、「読者」を「主人公」として取り込んでしまう手法もまま見られる。
              オースターの「最後の物たちの国で」は、北朝鮮よりも酷い飢餓と混乱に襲われた国に、兄を探しに入国した「妹」からの生活苦や命の危険を訴える手紙をそのまま掲載するという構造になっていたが、これも主人公は一体誰なのか、よくわからない。一見、手紙の主である妹が主人公のように見えるが、実は、その「手紙」を読んでいる、冒頭以外では全くといって良いほど触れられない意図的に隠された「手紙の受け取り主」が主人公になっている。そして手紙の内容の真偽自体についても全く語られない。極端な話、「妹」は実は兄を探しに行ったのではなく、精神病院か何かに入っていて、そこから妄想で書かれた手紙を送っているのかも知れないのである。それどころか、そもそも「妹」自体存在せず、手紙自体が「手紙の受け取り主」によるでっち上げかも知れないのだ。ここでもやはり、「書かれていないこと」の重要性が顔をのぞかせる。
              今回の作品も、FinalReportの内容の真偽は全くわからないし語っていない点では、その辺りをパクっている。

              次に、題名であるが、これはエヴァンゲリオンのエピソードタイトルからのパクリである(「けだもの」にするか、「けもの」にするかは迷った。それに実はあのタイトル自体が別の作品からのパクリでもある)。しかしここでも、「けもの」が誰なのか、よくわからない構造になっている。一見すると、「隊長」に見える。しかし実は、カフカの「変身」同様、「けもの」は誰・何なのか、「変身」したのは誰・何なのかが多面的に解釈できる(しなければならない)構造になっている。このあたりは、最近もまた映画化された、SFの古典的名作にして、ゾンビ物の始祖とされることもある「地球最後の男」などに顕著に見られる構造だが、実は「けもの」は「隊長」ではなく、我々人類かも知れないのだ(何しろ異星人を「サンプル」にしちゃっている)。
              今回のお題である「隠れ家」も、一見「隊長」が「隠れ家」にいる、という物語に見えるが、これも様々なとりかたが出来るようにしている、というよりわざわざ、一つに特定できないようにしている。例えば、異星人文明が存在すると知りながら、それを2年間も各国政府が事実を隠し続けている、銀河系の端っこに住まう我々こそが「世界の片隅」という「隠れ家」で「孤独を叫んだけもの」かも知れないのである。
              「隊長」の口から語られているだけでも、「自殺」「引きこもり」「軍隊ならざる自衛隊」「愛国心」「読書」等の様々な「隠れ家」が登場する。
              そしてそれ以外にも「語られていない」「書かれていない」ところに「隠れ家」を更に多く見つけることが出来る。例えば、なぜ彼らの母星は消えたのか?戦争のせい?あるいは原発事故のように、何らかの星系規模のパワープラント事故?そもそも原因がわからない。戦争のせいだとしたら、当然「敵」の地球外文明が他にいる筈だ(文中にも敵の存在は示唆されている)。だとすれば、例え「隊長」の文明が滅んでも、その「敵」が地球にやってくるかも知れない。その事実から人類は目を背けて未だに「隠れ家」に引き篭っている。何らかの事故のせいなら、やはり「隊長」の文明も地球人も、エネルギーの危険性から目を背けて「科学技術信仰」という「隠れ家」に閉じこもっている。

              三つ目に、前述の「見えない都市」の書評にも書いたように、ポストモダン小説の書き手は大抵軽薄さやジョークやいたずらを好む。この作品で、FinalReportの日付がライティング倶楽部の当日になっていること、「ロス128(おとめ座FI星)」と言う星が出てくることも(僕は乙女座なんで)、特に意味はないただのお遊びである。
              こういう意味のないイタズラを散りばめて、読者が勝手に「意味」を考え悩むのを見て喜ぶのも、ポストモダン小説家によく見られる症状なのである。アニメでも、エヴァンゲリオンも実はそうだったりする。
              念の為言っておくと、ロス128は生命は存在し得ない星として知られているので、SFオタや科学オタには許せない設定だろう。これも、それが分かっていてやるというのが、ポストモダン小説家の特徴である。それ以外にも、科学的に見ると色々おかしなツッコミどころ満載なんだが、そういう「いたずら」もわざとやっちゃうのが、ポストモダン小説に顕著に見られる傾向である。

              四つ目に、これは実際に参加したメンバーしかわからないことではあるが、もともとキモオタの僕ではあるが、当日は、徹底的にキモオタスタイルで参加した。魔法少女まどか☆マギカのキュゥべえTシャツに、「僕と契約してよ!」と書いているキュゥべえ名刺入れのコンボ、そしてあのマミさんの「厄除祈願」(マミられたんだからお前が厄除できてねーだろ(笑))お守りを「左耳」からぶら下げ、目の前には大量のマンガや小説の類を積み上げるという、完全に引かれる姿で参加した。更にキモイことに、気付いていない参加者が殆どだったろうが、その積みあげられた本は全て、他の参加者が「心当たりのある」本ばかりである。特に、気付いた女性参加者には「えぇ?何で私が好きな(嫌いな)それを持ってきているの!?」とか引かれることは間違いない(笑)。下手をすると、「中宮が参加するならキモイからもう来ない!」とか苦情が来る可能性まである。
              これも実はポストモダン小説家の特徴だ。彼らは作品には意味を持たせないくせに、自らの奇抜な姿や言動などで注目を集めようとする傾向がある。それを、自分なりに(不完全ながら)真似てみたわけだ。なにせオタクを自称しながら、僕は元々その手のグッズ収集にはほとんど興味がなく、作品だけを見て解釈するタイプのオタクなもんで、今回使用した小道具も、東京月曜会のカフカ「変身」の回に上京した際に、わざわざ池袋オタロードのアニメイトで買い揃えたものだ(本当は月曜会で「変身」のドレスコードのために使うつもりだったのだが、阿呆なことに当日持っていくのを忘れて使えなかった(;´Д‘)。それを今回「有効利用」させてもらった)

              五つ目に、フォントについて。まずタイトルの「世界の片隅で孤独を叫んだけもの」は、「怨霊フォント」と呼ばれるものをダウンロードして使用した。そしてタイトルのフォントサイズ自体が本文より小さいのも、「世界の片隅」を強調するためである。FinalReportの中で出てくる英文は全て、WORDの標準フォントである「クリンゴン・ダガー(クリンゴン人の短剣)」を使用している。SFオタなら常識の、あのスター・トレックに登場する凶暴な(だが誇りと名誉を重んじる)異星人「クリンゴン人」をイメージして作られたフォントである(そんなものが標準フォントにあるほどに、スタトレはアメリカでは「一般教養」なのである)。

              さて、この作品についての他の参加者の反応は、最初から総スカンであろうことは予想していた。実際、これまで結構いい線行っていた「人気投票」でも、「一番好きな作品」として挙げた参加者は一人もいなかった。面倒になってきたので、ある参加者に後日宛てたメッセージを引用して解説に代える。

              -----

              むしろ、○×様のようなごく普通に真面目に社会で貢献しておられる方に、あの作品を「すんげぇ!」とか賞賛していただいたら困ります(笑)。

              私の持論ですが(夏目漱石のいわゆる「大説・小説」論にかなり似ていますが)、娯楽小説などと違って「文学」というのは、一種の処方薬のようなものだと考えています。つまり、病人にしか必要のないものなのです。そして病気の種類ごとに、効果のある薬は違ってきます。風邪引いただけの人に風邪薬ではなく、抗癌剤とかモルヒネなどを与えたら風邪が治るどころかかえって大変なことになります。ましてや、健康な人々に抗癌剤を処方してしまえば、かえって副作用で死んでしまうかも知れません。
              よって、あの作品は、健康な人々が集う当会で支持を受けるとか理解されるとは最初から思っていませんでしたし、支持を受けていたら困る、というわけです。みんな実は病気だった、ってことになりますから。
              あの作品は、あの場では口足らずでお伝えしきれなかったと思いますが、月曜会で今年課題本になった「ポストモダン小説」と呼ばれるジャンルの、カルヴィーノ「見えない都市」や、ポール・オースターの書作品を意識して書いたものです。
              いずれも○×様には必要ない作品ですし、実際それらの回では、参加者の多くが「?」な状態で、「よくわからない」という反応がほとんどでした(そしてそれは健康な反応だと思います)。

              -----
              ※文中の「書作品」は、「諸作品」間違いであるが原文のママとした。

              眠くなってきたので、あとは勝手に解釈するように。それが本来の「ポストモダン小説」というものであるし。
              あと忘れていたが、執筆時間はいつものように2時間程度。アイデアもすぐ湧いた。これまでで一番、湧きすぎてどれにしようか迷ったぐらいなのだが、一番人気がでないであろうこれにした(笑)。ただいつもと違って、執筆自体は時間ギリギリではなく前日に終わらせてしまっていた。あと右肩の「12」って数字(これもクリンゴン・ダガーフォントだが)は、作品番号である。ライティング倶楽部では最初は匿名で配布して、後で著者を発表するため、発表までは作品番号で識別するのでそのための数字だ。
              そして今回の参加者の作品の傾向は、以下のようになった。予想通り、今回が物語とか詩とかのフィクションが一番多かった。ただ予想外だったのは、前回の第二回と違い、殆どの参加者が字数制限を律儀に守っていやがって、「今回は最初から字数制限なんて無視していた」僕の作品が、一番長くなってしまっていたってこと(笑)。

                   論文 エッセイ 物語 マンガ 詩
              第一回   1   7    5   0  0
              第二回   0   3    7   1  1
              第三回   0   2    8   0  2 ※二作品を出した参加者もいるので、それを含めるとマンガが1になる。

              ライティング倶楽部や読書会が面白い件

              0
                原稿が終わったので、久々の日記である。実は原稿のためにできず溜まっていたことを色々処理しなければならないのだが、そこからの逃避で書いていたりする。

                普段からお世話になっている読書会がある。名古屋発で全国一としてNHKや朝日新聞などまで取材に来たり、著者側の人間が「一参加者」として来たがるほどなので、男も女も物凄いデキル人間ばかり、というか、デキル人間しかいない気がするぐらいの凄いところだ。無論、デキル人間だと感じることと、そいつを同時に好きになれるかどうかは別なことだが。
                そんな凄い人間ばかりが集まる会だけあって、参加者にも色々勝手に、読書会とは別に凄いイベントを始めたりする人間が多い。そんな中から今回は、まさに僕が今、課題文章も書かずに逃避してこの日記なんぞを書いている、「ライティング倶楽部」を紹介してみよう。

                趣旨は、「読むだけではなくて書くこともやってみたら面白そう」ということである。毎回テーマを決めて、それにそって、小説でも論文でも詩でもマンガでも何でもいいから、とにかく文字数制限をつけて書いてみて発表し、感想を言い合うという会である。
                第一回(正確に言うと第0回)課題は「虹」、第二回は「旅・旅行」、そして12日土曜の第三回は「隠れ家」が課題だ。
                他の参加者の素晴らしい作品の数々は出せないが、自分がこれまで書いたものをサンプルとして出しておこう。ちなみにいずれも、書くのにかかった時間は、色々忙しかったりして開催当日の開催時間直前に慌てて書いて二時間程度である。興味ある奴はダウンロードしてみて見るように。無論、著作権等の権利を放棄しているわけではないからそのつもりで。ついでに言うと、URLの貼り方やダウンロードの仕方さえわからないバカやゴキブリメンヘルには見てもらいたくないので、わざとクリックだけでは飛べないようにしている。もともと普段から、チャットやブログ、ツイッター、mixi、そればかりか仕事の文章でさえ、「バカに読んで貰う必要はない、むしろ読むな」って態度だから、マイミクだの訪問者数だのを増やそうとしないばかりか、逆にバカやゴキぶりメンヘルはどんどん叩き出して、減らす態度をとっているぐらいなんでね。

                第一回 「となりのファンタジー」(課題「虹」)
                https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=f5e65c4f-1010-4442-914d-3560dfda2d8e&viewtype=detail

                第二回 「帰省」(課題「旅・旅行」)
                https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-wfwlrvuokgmk7eaqoonohfmtka-1001&uniqid=879fd3c8-950d-4435-ab81-f9101ff6aa6b&viewtype=detail

                第三回 まだ書いていない(´・ω・`)

                会で配布したプリントをそのままUPしたので、いま見直してみると、誤字脱字や、日本語としておかしな部分が結構あって恥ずかしいね。書き込みはすべて、会の最中に、配布後に自分で行ったものである。つまり、配布時点で書き込みは一切なかったということだ。
                ちなみに「となりのファンタジー」は何のためらいも悩み迷いもなく一気に書けた。そのためニュートンの話のあたりなど結構見る人が見たら、いい加減なことを言っていたりする(笑)。
                「帰省」はストーリーとコンセプト自体は即座に浮かんだが、結末は、駅の変更先を明確にするかどうかなどで、数パターン考えたが、どれにするか最後まで迷った。だが結果的にこれでよかったと思っている。文章中、西暦と元号(昭和)が混在しているのは別にミスではなく、登場人物の心理状態を表現する為にわざとやったことである。そしてそれ以上に悩んだのは、字数制限である。一枚に収めるために、文章はもちろん、句読点の付け方から段落ごとの文字数まで、徹底的に削ったり修正したりして何とか収めた。そっちの作業のほうが、書くよりも多くの時間がかかったぐらいだ。仕事でもいつも、多く書きすぎて削るのに悩まされるから、別に問題ないんだけどね。ちなみにこの回の他の参加者は、平気で字数制限を破っていたヤツがいっぱいいた(笑)。

                ちなみに、小説や物語なんて仕事で書いたことのない僕が、「帰省」なんて小説仕立ての作品にしたのは、第一回「となりのファンタジー」(論文・エッセイ)を書いた際、川上弘美風の文章を書く某天才女に「ファンタジーと題していながら内容は論文だ」と、これまた川上弘美みたいなことを言われたことに対する腹いせの意味もある(笑)

                面白い事に、女性参加者はファンタジー・童話的物語・小説を、男性参加者は、エッセイや私小説的なものを書く傾向が高い。全参加者のデータをまとめてみると、

                     論文 エッセイ 物語 マンガ 詩
                第一回   1   7    5   0  0
                第二回   0   3    7   1  1

                という結果になっている。第二回の「旅」の方が「虹」より、エッセイが多く物語が少なくなりそうであるのに、結果は反対となっているところも面白い。「旅」を文字通りの「旅行」ではなく、「人生の旅」などというように捉えて物語にする参加者が多かったためだが、その点も凄い所である。

                そう言えば、ヤフチャやmixiにもよく湧く無価値なゴキブリメンヘルに共通する症状にも、「俺は凄いから物書きになる」とかそれどころかただのブログや売れない自費出版本を金に飽かしてでっち上げただけで「物書き様でござーい」と自称するというものがあるが、以上見てきた通り、この会はそれとは全く別物だ。
                何しろその手の無価値なゴキブリメンヘルは、ろくに読むことさえしないどころか、例え読んでも都合の良いように曲解したり暗記し無価値な自分を偉そうに見せるために知識自慢するだけで、その内容を読書会に限らず他人と議論し吟味することとは無縁な害虫だからである。

                で、その会で、「普段はろくに本なんて読んでいません」といいながら物凄い文章を書く参加者に職業を聞いてみると、医療・介護系が異常なほど多い。しかし実はこれは文学界にも同じように見られる現象で、芥川賞受賞者などの純文学系作家でも、直木賞系の大衆文学作家でも、医療関係者は異常に高い割合で見られる。だいたい、森鴎外だって北杜夫だって、そして手塚治虫だって実は医師(資格保持者)である。
                医療の現場ってのは、本なんぞ読まなくても日頃から普通に、生と死という重大な問題を考えさせざるを得ない職場であり、しかも、経営者としての上部の現実論と、患者に最適な医療サービスを行いたい末端の現場職員の理想論との葛藤、綺麗事では済まされない、患者との衝突、同僚との意見の相違などにも日常的に巻き込まれざるをえないわけであり、そういう職場環境が、「本なんぞ読まなくても、十分な発信能力を持つ中身のある人間」を生み出すのだろう。
                まさに孔子様が論語でおっしゃっているように、「馬鹿に本を読ませたら逆に害になる」「きちんと自分のケツを拭けるようになってから本を読め」というお言葉そのままである。

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