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ザ・サード・ワールド・ウォー(GDW)用備忘録2
- 2012.11.05 Monday
- ゲーム
- 22:10
- comments(0)
- -
- -
- -
- by 中宮崇
I'm investigating order of battle about U.S. National Guard in 1990, in order to reform The Third World War(GDW). Plz gimme info.
現在、主にアメリカ軍州兵と予備役をThe Third Warld War(GDW)に反映させるべく、戦闘序列や装備について調べています。情報募集してます。
現在利用中の情報源と、把握中の戦闘序列とかをとりとめもなく。
・Coats of arms of U.S. Armor and Cavalry Regiments(Wiki)
http://en.wikipedia.org/wiki/Coats_of_arms_of_U.S._Armor_and_Cavalry_Regiments
・globalsecurity
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/division-arng.htm
・ペルシャンガルフ用の同人拡張マップ。イスラエル、エジプト、シリア、ヨルダンの辺り。
http://www.boardgamegeek.com/image/1081954/persian-gulf-battle-for-the-middle-east
The Military Balance 1990-91(IISS) says "NG have 2Armd Div, 2Mech Div,5Inf Div,1Inf(Lt) Div, 20individual Bde, 2Armd Cav regiments"
○アメリカ陸軍
独立機甲旅団2(戦車大隊2機械化歩兵大隊1自走砲大隊1)
独立機械化旅団1(戦車大隊1機械化歩兵大隊2自走砲大隊1)
歩兵(戦域防衛)旅団2(歩兵大隊3軽砲兵大隊1増強戦車中隊1)
航空旅団9(2個軍直轄、5個軍団直轄、2個訓練)
○海兵隊
第4海兵師団(規模は現役と一緒)
第1海兵航空団の編成要調査
予備役航空団(F4S24機、F18A12機、A4M/T&A-4J60機)
○空軍州兵
F4E102機、A7D/K272機、A10が72機、F16が182機
○陸軍州兵
機甲師団2個
機械化歩兵師団2個
歩兵師団5個
軽歩兵師団1個
独立旅団20(機甲旅団5、機械化旅団6、歩兵旅団9(うち軽歩兵旅団3)、この中には現役師団に編入されている6個「提携」旅団(機甲旅団2、機械化旅団3、軽歩兵旅団1を含む)
装甲騎兵連隊2
第49州兵機甲師団(CF)
第50州兵機甲師団(CF)
第35州兵機械化歩兵師団(CF)
第40州兵機械化歩兵師団(CF)
第26州兵歩兵師団
第28州兵歩兵師団(Wikiが詳細)
第29州兵軽歩兵師団
第38州兵歩兵師団
第42州兵歩兵師団
第47州兵歩兵師団
※戦時にはアメリカ本土にはこの6個師団と独立旅団しか残らないんで、アメリカマップ印刷してキューバ軍とかニカラグア軍とか登場させれば、1984年の映画「若き勇者たち」(Red Dawn)みたいに、米本土を共産軍が占領なんていうAmerican Front(Amerikan Front!?)も作れるかも。
※「15 Enhanced Readiness Brigades」って記述がよくネットに出てくる。
第27州兵歩兵旅団(軽歩兵、ニューヨーク)The 27th Brigade was reconstituted as a Separate Infantry Brigade (Light) in the 1980s and was originally established as a "round-out" brigade to the Army’s 10th Mountain Division (Light Infantry) at Fort Drum.
第29州兵歩兵旅団(ハワイ)
第30州兵歩兵旅団(機械化、ノースカロライナ)The brigade was affiliated with the 24th Infantry Division on 5 June 1999 during the division's reactivation ceremony as part of the active/reserve component integrated division concept.
第32州兵歩兵旅団(機械化、ウィスコンシン)
第33州兵歩兵旅団(?、イリノイ)
第39州兵歩兵旅団(?、アーカンソー、ホンジュラスパナマなど南米で頻繁に演習)
第45州兵歩兵旅団(?、オクラホマ)
第48州兵歩兵旅団(機械化、ジョージア、湾岸戦争参加可能性あった)
第53州兵歩兵旅団(?、フロリダ)
第73州兵歩兵旅団(?、オハイオ)、現在は第37機甲旅団
第107州兵装甲騎兵連隊(オハイオ)
第155州兵機甲旅団(ミシシッピ)
第157歩兵旅団(機械化、ペンシルバニア、州兵か正規か予備か?)
第218州兵歩兵旅団(機械化、サウスカロライナ)
第256州兵歩兵旅団(機械化、M2やM1装備、ルイジアナ)Until 2006, the 256th Brigade was a "heavy" brigade that consisted of 2 mechanized infantry battalions (2nd & 3rd Battalions, 156th Infantry Regiment) each equipped with 44 Bradley Fighting Vehicles, 1 armor battalion (1st Battalion, 156th Armored Regiment) equipped with 44 Abrams Main Battle Tanks , and a self-propelled artillery battalion (1st Battalion, 141st Artillery Regiment) that was equipped with (18) 155 mm howitzers.
163th Armored Brigade(モンタナ州兵、「湾岸戦争 砂漠の嵐作戦」(東洋書林)に掲載されているがネットで検索しても出てこない)
第278州兵装甲騎兵連隊(テネシー)
○雑記
第194機甲旅団(PG3-3-7)
第107州兵装甲騎兵連隊(CF4-4-6)
第30州兵機械化歩兵旅団(CF2-3-6)
第172歩兵旅団(AF1-2-6)
第92州兵歩兵旅団(プエルトリコ)
第193歩兵旅団(パナマ)
第6騎兵旅団(正規軍、空中騎兵)、湾岸戦争派遣、テキサスオースチン。
第187歩兵旅団(予備役)
第197歩兵旅団(正規軍、湾岸戦争で第24師団に編合された)
現在、主にアメリカ軍州兵と予備役をThe Third Warld War(GDW)に反映させるべく、戦闘序列や装備について調べています。情報募集してます。
現在利用中の情報源と、把握中の戦闘序列とかをとりとめもなく。
・Coats of arms of U.S. Armor and Cavalry Regiments(Wiki)
http://en.wikipedia.org/wiki/Coats_of_arms_of_U.S._Armor_and_Cavalry_Regiments
・globalsecurity
http://www.globalsecurity.org/military/agency/army/division-arng.htm
・ペルシャンガルフ用の同人拡張マップ。イスラエル、エジプト、シリア、ヨルダンの辺り。
http://www.boardgamegeek.com/image/1081954/persian-gulf-battle-for-the-middle-east
The Military Balance 1990-91(IISS) says "NG have 2Armd Div, 2Mech Div,5Inf Div,1Inf(Lt) Div, 20individual Bde, 2Armd Cav regiments"
○アメリカ陸軍
独立機甲旅団2(戦車大隊2機械化歩兵大隊1自走砲大隊1)
独立機械化旅団1(戦車大隊1機械化歩兵大隊2自走砲大隊1)
歩兵(戦域防衛)旅団2(歩兵大隊3軽砲兵大隊1増強戦車中隊1)
航空旅団9(2個軍直轄、5個軍団直轄、2個訓練)
○海兵隊
第4海兵師団(規模は現役と一緒)
第1海兵航空団の編成要調査
予備役航空団(F4S24機、F18A12機、A4M/T&A-4J60機)
○空軍州兵
F4E102機、A7D/K272機、A10が72機、F16が182機
○陸軍州兵
機甲師団2個
機械化歩兵師団2個
歩兵師団5個
軽歩兵師団1個
独立旅団20(機甲旅団5、機械化旅団6、歩兵旅団9(うち軽歩兵旅団3)、この中には現役師団に編入されている6個「提携」旅団(機甲旅団2、機械化旅団3、軽歩兵旅団1を含む)
装甲騎兵連隊2
第49州兵機甲師団(CF)
第50州兵機甲師団(CF)
第35州兵機械化歩兵師団(CF)
第40州兵機械化歩兵師団(CF)
第26州兵歩兵師団
第28州兵歩兵師団(Wikiが詳細)
第29州兵軽歩兵師団
第38州兵歩兵師団
第42州兵歩兵師団
第47州兵歩兵師団
※戦時にはアメリカ本土にはこの6個師団と独立旅団しか残らないんで、アメリカマップ印刷してキューバ軍とかニカラグア軍とか登場させれば、1984年の映画「若き勇者たち」(Red Dawn)みたいに、米本土を共産軍が占領なんていうAmerican Front(Amerikan Front!?)も作れるかも。
※「15 Enhanced Readiness Brigades」って記述がよくネットに出てくる。
第27州兵歩兵旅団(軽歩兵、ニューヨーク)The 27th Brigade was reconstituted as a Separate Infantry Brigade (Light) in the 1980s and was originally established as a "round-out" brigade to the Army’s 10th Mountain Division (Light Infantry) at Fort Drum.
第29州兵歩兵旅団(ハワイ)
第30州兵歩兵旅団(機械化、ノースカロライナ)The brigade was affiliated with the 24th Infantry Division on 5 June 1999 during the division's reactivation ceremony as part of the active/reserve component integrated division concept.
第32州兵歩兵旅団(機械化、ウィスコンシン)
第33州兵歩兵旅団(?、イリノイ)
第39州兵歩兵旅団(?、アーカンソー、ホンジュラスパナマなど南米で頻繁に演習)
第45州兵歩兵旅団(?、オクラホマ)
第48州兵歩兵旅団(機械化、ジョージア、湾岸戦争参加可能性あった)
第53州兵歩兵旅団(?、フロリダ)
第73州兵歩兵旅団(?、オハイオ)、現在は第37機甲旅団
第107州兵装甲騎兵連隊(オハイオ)
第155州兵機甲旅団(ミシシッピ)
第157歩兵旅団(機械化、ペンシルバニア、州兵か正規か予備か?)
第218州兵歩兵旅団(機械化、サウスカロライナ)
第256州兵歩兵旅団(機械化、M2やM1装備、ルイジアナ)Until 2006, the 256th Brigade was a "heavy" brigade that consisted of 2 mechanized infantry battalions (2nd & 3rd Battalions, 156th Infantry Regiment) each equipped with 44 Bradley Fighting Vehicles, 1 armor battalion (1st Battalion, 156th Armored Regiment) equipped with 44 Abrams Main Battle Tanks , and a self-propelled artillery battalion (1st Battalion, 141st Artillery Regiment) that was equipped with (18) 155 mm howitzers.
163th Armored Brigade(モンタナ州兵、「湾岸戦争 砂漠の嵐作戦」(東洋書林)に掲載されているがネットで検索しても出てこない)
第278州兵装甲騎兵連隊(テネシー)
○雑記
第194機甲旅団(PG3-3-7)
第107州兵装甲騎兵連隊(CF4-4-6)
第30州兵機械化歩兵旅団(CF2-3-6)
第172歩兵旅団(AF1-2-6)
第92州兵歩兵旅団(プエルトリコ)
第193歩兵旅団(パナマ)
第6騎兵旅団(正規軍、空中騎兵)、湾岸戦争派遣、テキサスオースチン。
第187歩兵旅団(予備役)
第197歩兵旅団(正規軍、湾岸戦争で第24師団に編合された)
FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。3
- 2012.10.11 Thursday
- ゲーム
- 23:50
- comments(0)
- -
- -
- -
- by 中宮崇
「FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。2」の続き。
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3687
毎日ソロプレイして研究してきた結論。北朝鮮は必敗。マップ上から一掃されて平壌も失う。
下手すると第2ターンには戦線崩壊し、第4ターンには平壌が落ちる。
それぐらい北朝鮮軍が弱すぎるので、ちょっと修正してテコ入れが必要だと思う。
ソ連軍も、首都圏電撃占領の大博打に失敗した場合日本列島から追い落とされる可能性が高く、分の良い賭けとは思えない。
本編のザ・サード・ワールド・ウォーと違いFAR EAST FRONTにおいてはKorean FrontにおいてもJapanese Frontにおいても、ルール上NATOプレイヤーは主力軍であるところの韓国軍や自衛隊を他の戦線にスウィングすることができない。たとえゲーム終了前にワルシャワ条約機構軍をマップから一掃しても、余剰戦力の多くは他の戦線を手助けに行けるわけではなく、残りのターンはただぼけーっとして無為に過ごすことになる。その唯一の例外が、アメリカ軍ユニットである。
Korean Frontではアメリカ軍は第2歩兵師団(と第7軽歩兵師団)が、Japanese Frontでは第3海兵師団と第25軽歩兵師団が登場するわけだが、早期に敵を圧倒できればこれらの兵力を他の戦線に転用できるし、これだけの戦力をスカンジナビアやトルコあたりに投入すれば、そこでもたちまちワルシャワ条約機構軍を蹴散らせるだろう。あとはその勝利の連鎖を西ドイツ正面にまで繋げていくだけだ。
ということで、FAR EAST FRONTにおけるNATOプレイヤーの目的は、
・どうせ転用できない戦力の犠牲を省みずにアメリカ軍ユニットの早期スウィングを目指す
というものになる。
つまり、エクスチェンジや多少の混乱のリスクには目をつぶり、2:1程度の低比率でも積極的に攻撃を加え、極端なはなし相打ちでも良いから敵戦力を削り取るべきだ(ヨーロッパ戦線やペルシャ湾岸でそんな贅沢なことしたら、NATOの敗北は確実なわけだが)。最終的に、韓国軍も自衛隊も8割方部隊を失ってしまっても全然構わない。どうせ生き残っても他戦線には転用できないんだから、最低限、敵が他戦線から戦力を引き抜いて再侵攻して来た場合に対処できる程度の守備戦力があれば良い。
※実は韓国軍は、ルールを厳密に解釈すると他戦線に転用できたりする。「韓国軍は日本戦域に入ってはいけない」と書かれているだけだから、日本以外の戦域には行って良いとも解釈できるんで。でも政治的にあまり現実的とは思えないので、「半島から離れてはいけない」と脳内解釈している。デザイナー的には別の意図があるのかもしれないけど。
そんなわけで、このような特に日本においては政治的に受け入れがたい非現実的な血まみれ作戦をとらせないためにも、自衛隊ユニットの損失に何らかのペナルティーを課したりする必要があると思う。
アメリカ軍ユニットにしても、まずは第3海兵師団も半島に投入して全力で北朝鮮を潰してから日本救援へ…という必勝パターンを避けるために、最低1個師団は日本に派遣しないと勝利条件上のペナルティーが発生するとかした方が良いような…。実際、いざというとき米軍が助けに来てくれないなんてことになったら、日本人は戦後に安保見直しなんて言い始めるはずで政治的にはアメリカは敗北に等しい打撃を被るはずだし。
あと北朝鮮には是非、前にも書いたマンセー突撃ルールを。
そして、北朝鮮の負けが込むとかつての朝鮮戦争のごとく中共軍が介入する可能性が出てくるみたいなルールも付け加えたいところだ。そうすれば北の大敗後にも緊張感を保てるし。
ルール上のテコ入れ以外に、登場ユニットの修正点としては、北朝鮮軍になぜか4個師団しか登場しない1-2-3後備師団を、ミリタリーバランスの記述通り26個師団に増やすべきだと思う。追加の22個師団は3ターン辺りからの増援ということにして。さすがに労農赤衛隊までユニット化するべきだとは思わんけど。
デザイナーズノートではKorea95(PRP/CMJ)を参考にしたって書いてあるけど、あのゲームでは後備師団はちゃんと26個出てくるんだけどおかしいな…。4個師団以外は師団として運用されるのではなく、補充戦力として既存部隊に利用されるとかっていう設定にしているのだろうか。それとも、単にコンポーネント上ユニットシートを1枚に収めるためには4個師団が限界なだけだったとか…。
次に、アメリカ軍の第2歩兵師団はやっぱり、通常の機械化歩兵師団同様の14-16-7にしちゃうのは無理がある。ミリタリーバランスによると第2歩兵師団は1990年を境に大規模な改編をしているようなので、改編前改編後の2種類のユニット案のうちどちらを選択するかは難しいところだけど、個人的には以下のレーティングのどちらかに変えた方が良いと思う。
改編前(1989年) 11-14-7(自動車化歩兵師団)
改編後(1990年) 12-14-7(機械化歩兵師団)
1989年版は結構甘くレーティングしているかもしれない。改編後同様、MLRSが約30基、AH-64ヘリコプターが約80機配備されていることにしているからだ。ヘリの数は分からないが、少なくとも、改編前にはどうもMLRSは配備されていなかった可能性があるため、それを考慮すると9-12-7が妥当ということになる。
あと、自衛隊の平均練度も1下げて6にした方が良いと思う。更に、予備役兵力の他国に類を見ない少なさから、何らかの補充制限ルールを加えるべきなのではなかろうか。
あと、Japanese Frontのソ連空軍は数が多すぎる。あれではウラル以東の全空軍機を日本侵攻だけのためにかき集めていることになる。つまり中ソ国境辺りは丸裸ということだ。少なくとも3割方は削るべきだろう。そして半島に中共軍が介入したら、中ソ国境で拘束されていた陸・空戦力を日本や半島に回せるというルールにした方が良いと思う。
そうするとまた、中ソ国境戦線のゲームデザインが面倒な事になってくるけど。だって中ソ国境では中共軍はNATO側なのに、半島ではワルシャワ条約機構軍側になるわけだから。そこに台湾戦線も加わると更にややこしいことに…。それはそれで政治ルールとかもペルシャンガルフみたいに追加できて面白いのかもしらんけど。
○付録
米第2歩兵師団(1989)
戦車大隊1 1.0-0.5
機械化大隊1 0.4-0.6
155ミリ自走砲大隊2 1.6-3.2
155ミリ牽引砲大隊1 0.4-1.6
MLRS 27基 2.0-2.0
AH64 80機 4.8-4.8
歩兵大隊8 0.8-1.6
11-14(自動車化)
米第2歩兵師団(1990)
戦車大隊2 2.0-1.0
機械化大隊2 0.8-1.2
155ミリ自走砲大隊2 1.6-3.2
155ミリ牽引砲大隊1 0.4-1.6
MLRS 27基 2.0-2.0
AH64 80機 4.8-4.8
歩兵大隊2 0.2-0.4
12-14(機械化)
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3687
毎日ソロプレイして研究してきた結論。北朝鮮は必敗。マップ上から一掃されて平壌も失う。
下手すると第2ターンには戦線崩壊し、第4ターンには平壌が落ちる。
それぐらい北朝鮮軍が弱すぎるので、ちょっと修正してテコ入れが必要だと思う。
ソ連軍も、首都圏電撃占領の大博打に失敗した場合日本列島から追い落とされる可能性が高く、分の良い賭けとは思えない。
本編のザ・サード・ワールド・ウォーと違いFAR EAST FRONTにおいてはKorean FrontにおいてもJapanese Frontにおいても、ルール上NATOプレイヤーは主力軍であるところの韓国軍や自衛隊を他の戦線にスウィングすることができない。たとえゲーム終了前にワルシャワ条約機構軍をマップから一掃しても、余剰戦力の多くは他の戦線を手助けに行けるわけではなく、残りのターンはただぼけーっとして無為に過ごすことになる。その唯一の例外が、アメリカ軍ユニットである。
Korean Frontではアメリカ軍は第2歩兵師団(と第7軽歩兵師団)が、Japanese Frontでは第3海兵師団と第25軽歩兵師団が登場するわけだが、早期に敵を圧倒できればこれらの兵力を他の戦線に転用できるし、これだけの戦力をスカンジナビアやトルコあたりに投入すれば、そこでもたちまちワルシャワ条約機構軍を蹴散らせるだろう。あとはその勝利の連鎖を西ドイツ正面にまで繋げていくだけだ。
ということで、FAR EAST FRONTにおけるNATOプレイヤーの目的は、
・どうせ転用できない戦力の犠牲を省みずにアメリカ軍ユニットの早期スウィングを目指す
というものになる。
つまり、エクスチェンジや多少の混乱のリスクには目をつぶり、2:1程度の低比率でも積極的に攻撃を加え、極端なはなし相打ちでも良いから敵戦力を削り取るべきだ(ヨーロッパ戦線やペルシャ湾岸でそんな贅沢なことしたら、NATOの敗北は確実なわけだが)。最終的に、韓国軍も自衛隊も8割方部隊を失ってしまっても全然構わない。どうせ生き残っても他戦線には転用できないんだから、最低限、敵が他戦線から戦力を引き抜いて再侵攻して来た場合に対処できる程度の守備戦力があれば良い。
※実は韓国軍は、ルールを厳密に解釈すると他戦線に転用できたりする。「韓国軍は日本戦域に入ってはいけない」と書かれているだけだから、日本以外の戦域には行って良いとも解釈できるんで。でも政治的にあまり現実的とは思えないので、「半島から離れてはいけない」と脳内解釈している。デザイナー的には別の意図があるのかもしれないけど。
そんなわけで、このような特に日本においては政治的に受け入れがたい非現実的な血まみれ作戦をとらせないためにも、自衛隊ユニットの損失に何らかのペナルティーを課したりする必要があると思う。
アメリカ軍ユニットにしても、まずは第3海兵師団も半島に投入して全力で北朝鮮を潰してから日本救援へ…という必勝パターンを避けるために、最低1個師団は日本に派遣しないと勝利条件上のペナルティーが発生するとかした方が良いような…。実際、いざというとき米軍が助けに来てくれないなんてことになったら、日本人は戦後に安保見直しなんて言い始めるはずで政治的にはアメリカは敗北に等しい打撃を被るはずだし。
あと北朝鮮には是非、前にも書いたマンセー突撃ルールを。
そして、北朝鮮の負けが込むとかつての朝鮮戦争のごとく中共軍が介入する可能性が出てくるみたいなルールも付け加えたいところだ。そうすれば北の大敗後にも緊張感を保てるし。
ルール上のテコ入れ以外に、登場ユニットの修正点としては、北朝鮮軍になぜか4個師団しか登場しない1-2-3後備師団を、ミリタリーバランスの記述通り26個師団に増やすべきだと思う。追加の22個師団は3ターン辺りからの増援ということにして。さすがに労農赤衛隊までユニット化するべきだとは思わんけど。
デザイナーズノートではKorea95(PRP/CMJ)を参考にしたって書いてあるけど、あのゲームでは後備師団はちゃんと26個出てくるんだけどおかしいな…。4個師団以外は師団として運用されるのではなく、補充戦力として既存部隊に利用されるとかっていう設定にしているのだろうか。それとも、単にコンポーネント上ユニットシートを1枚に収めるためには4個師団が限界なだけだったとか…。
次に、アメリカ軍の第2歩兵師団はやっぱり、通常の機械化歩兵師団同様の14-16-7にしちゃうのは無理がある。ミリタリーバランスによると第2歩兵師団は1990年を境に大規模な改編をしているようなので、改編前改編後の2種類のユニット案のうちどちらを選択するかは難しいところだけど、個人的には以下のレーティングのどちらかに変えた方が良いと思う。
改編前(1989年) 11-14-7(自動車化歩兵師団)
改編後(1990年) 12-14-7(機械化歩兵師団)
1989年版は結構甘くレーティングしているかもしれない。改編後同様、MLRSが約30基、AH-64ヘリコプターが約80機配備されていることにしているからだ。ヘリの数は分からないが、少なくとも、改編前にはどうもMLRSは配備されていなかった可能性があるため、それを考慮すると9-12-7が妥当ということになる。
あと、自衛隊の平均練度も1下げて6にした方が良いと思う。更に、予備役兵力の他国に類を見ない少なさから、何らかの補充制限ルールを加えるべきなのではなかろうか。
あと、Japanese Frontのソ連空軍は数が多すぎる。あれではウラル以東の全空軍機を日本侵攻だけのためにかき集めていることになる。つまり中ソ国境辺りは丸裸ということだ。少なくとも3割方は削るべきだろう。そして半島に中共軍が介入したら、中ソ国境で拘束されていた陸・空戦力を日本や半島に回せるというルールにした方が良いと思う。
そうするとまた、中ソ国境戦線のゲームデザインが面倒な事になってくるけど。だって中ソ国境では中共軍はNATO側なのに、半島ではワルシャワ条約機構軍側になるわけだから。そこに台湾戦線も加わると更にややこしいことに…。それはそれで政治ルールとかもペルシャンガルフみたいに追加できて面白いのかもしらんけど。
○付録
米第2歩兵師団(1989)
戦車大隊1 1.0-0.5
機械化大隊1 0.4-0.6
155ミリ自走砲大隊2 1.6-3.2
155ミリ牽引砲大隊1 0.4-1.6
MLRS 27基 2.0-2.0
AH64 80機 4.8-4.8
歩兵大隊8 0.8-1.6
11-14(自動車化)
米第2歩兵師団(1990)
戦車大隊2 2.0-1.0
機械化大隊2 0.8-1.2
155ミリ自走砲大隊2 1.6-3.2
155ミリ牽引砲大隊1 0.4-1.6
MLRS 27基 2.0-2.0
AH64 80機 4.8-4.8
歩兵大隊2 0.2-0.4
12-14(機械化)
ザ・サード・ワールド・ウォー(GDW)用備忘録1
- 2012.10.04 Thursday
- ゲーム
- 22:51
- comments(0)
- -
- -
- -
- by 中宮崇
the third world warのユニット戦力評価用の個人的備忘録。
○ジェイムズ・F・ダニガン「戦争のテクノロジー」(河出書房新社)1982年刊、P35-37
・アメリカ機械化歩兵師団
輸送車 3500
兵員 16923
戦車 248
APC 498
砲 75
対戦車誘導ミサイル 380
機関銃 1480
対戦車ロケット弾発射機 1000
・アメリカ機甲師団
輸送車 3500
兵員 17110
戦車 356
APC 515
砲 75
対戦車誘導ミサイル 334
機関銃 1360
対戦車ロケット弾発射機 900
・師団編成補足
師団配属1個砲兵隊 兵員2560人 155ミリ榴弾砲24門 203ミリ榴弾砲12門
ヘリコプター 27機
○ジェイムズ・F・ダニガン「新・戦争のテクノロジー」(河出書房新社)1988年刊、P48-52
※旧版の時代より砲兵とヘリが大幅に強化されているね。
・アメリカ機械化歩兵師団
輸送車両 3500
兵員 16600
戦車 290
APC727
火砲 143
対戦車ミサイル 660
機関銃 1616
対戦車ロケット弾発射機 1000
・アメリカ機甲師団
輸送車両 3500
兵員 16300
戦車 348
APC 652
火砲 143
対戦車ミサイル 523
機関銃 1360
対戦車ロケット弾発射機 900
・師団編成補足
師団配属1個砲兵隊 兵員2500人 155ミリ自走榴弾砲72門 203ミリ自走榴弾砲12門、自走ロケット弾発射機12基
戦闘航空旅団 兵員1270人、攻撃ヘリコプター60機、偵察ヘリコプター50機、輸送ヘリコプター54機、M-3IFV36両
○藤井治夫「アメリカ軍事力の徹底研究」(光人社)1986年刊、P228
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
戦車大隊1、機甲歩兵大隊(原文ママ)2、歩兵大隊5。戦車約100両。
○金元奉;光藤修「最新朝鮮半島軍事情報の全貌(講談社)2000年刊、P224-227
・アメリカ第8軍(韓国)
M1戦車約140両、M2歩兵戦闘車約170両、155ミリ自走榴弾砲約30門、多連装ロケット・システムMLRS若干、AH64攻撃ヘリコプター約70機
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
戦車140両、装甲車180両、自走砲50両、多連装ロケット40基。
・アメリカ航空旅団(韓国)
多用途ヘリコプター165機、攻撃ヘリコプター123機
○英国国際戦略研究所「ミリタリー・バランス 1989-1990」(朝雲新聞社)
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
歩兵大隊8、機械化歩兵大隊1,戦車大隊1、砲兵大隊3、航空旅団1
○英国国際戦略研究所「ミリタリー・バランス 1990-1991」(朝雲新聞社)
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
歩兵大隊2、機械化歩兵大隊2,戦車大隊2、砲兵大隊3、多連装ロケット発射中隊1、航空旅団1
○コマンドマガジン58号「動乱の朝鮮半島/付録ゲーム『Korea'95』」(国際通信社)、P21
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
戦車大隊2、機械化歩兵大隊2、空中襲撃大隊2、砲兵大隊3、MLRS大隊1、攻撃ヘリコプター大隊1、突撃ヘリコプター大隊1、空挺機動大隊1。155ミリ自走榴弾砲48、155ミリ牽引榴弾砲24、多連装ロケット発射機MLRS27、AH64攻撃ヘリコプター36、AH1攻撃ヘリコプター8、OH58偵察ヘリコプター54、UH60ヘリコプター45、UH1ヘリコプター6
M1戦車116両、M113十数両、M2歩兵戦闘車108両、改良型TOW車両24両、M3騎兵戦闘車23両。
・アメリカ第17航空グループ(韓国)
CH47ヘリコプター32、UH60突撃ヘリコプター約30
・アメリカ4/501&5/501攻撃ヘリコプター大隊(韓国)
合計:AH64攻撃ヘリコプター36、OH58偵察ヘリコプター26、UH60ヘリコプター6
○ジェイムズ・F・ダニガン「戦争のテクノロジー」(河出書房新社)1982年刊、P35-37
・アメリカ機械化歩兵師団
輸送車 3500
兵員 16923
戦車 248
APC 498
砲 75
対戦車誘導ミサイル 380
機関銃 1480
対戦車ロケット弾発射機 1000
・アメリカ機甲師団
輸送車 3500
兵員 17110
戦車 356
APC 515
砲 75
対戦車誘導ミサイル 334
機関銃 1360
対戦車ロケット弾発射機 900
・師団編成補足
師団配属1個砲兵隊 兵員2560人 155ミリ榴弾砲24門 203ミリ榴弾砲12門
ヘリコプター 27機
○ジェイムズ・F・ダニガン「新・戦争のテクノロジー」(河出書房新社)1988年刊、P48-52
※旧版の時代より砲兵とヘリが大幅に強化されているね。
・アメリカ機械化歩兵師団
輸送車両 3500
兵員 16600
戦車 290
APC727
火砲 143
対戦車ミサイル 660
機関銃 1616
対戦車ロケット弾発射機 1000
・アメリカ機甲師団
輸送車両 3500
兵員 16300
戦車 348
APC 652
火砲 143
対戦車ミサイル 523
機関銃 1360
対戦車ロケット弾発射機 900
・師団編成補足
師団配属1個砲兵隊 兵員2500人 155ミリ自走榴弾砲72門 203ミリ自走榴弾砲12門、自走ロケット弾発射機12基
戦闘航空旅団 兵員1270人、攻撃ヘリコプター60機、偵察ヘリコプター50機、輸送ヘリコプター54機、M-3IFV36両
○藤井治夫「アメリカ軍事力の徹底研究」(光人社)1986年刊、P228
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
戦車大隊1、機甲歩兵大隊(原文ママ)2、歩兵大隊5。戦車約100両。
○金元奉;光藤修「最新朝鮮半島軍事情報の全貌(講談社)2000年刊、P224-227
・アメリカ第8軍(韓国)
M1戦車約140両、M2歩兵戦闘車約170両、155ミリ自走榴弾砲約30門、多連装ロケット・システムMLRS若干、AH64攻撃ヘリコプター約70機
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
戦車140両、装甲車180両、自走砲50両、多連装ロケット40基。
・アメリカ航空旅団(韓国)
多用途ヘリコプター165機、攻撃ヘリコプター123機
○英国国際戦略研究所「ミリタリー・バランス 1989-1990」(朝雲新聞社)
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
歩兵大隊8、機械化歩兵大隊1,戦車大隊1、砲兵大隊3、航空旅団1
○英国国際戦略研究所「ミリタリー・バランス 1990-1991」(朝雲新聞社)
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
歩兵大隊2、機械化歩兵大隊2,戦車大隊2、砲兵大隊3、多連装ロケット発射中隊1、航空旅団1
○コマンドマガジン58号「動乱の朝鮮半島/付録ゲーム『Korea'95』」(国際通信社)、P21
・アメリカ第2歩兵師団(韓国)
戦車大隊2、機械化歩兵大隊2、空中襲撃大隊2、砲兵大隊3、MLRS大隊1、攻撃ヘリコプター大隊1、突撃ヘリコプター大隊1、空挺機動大隊1。155ミリ自走榴弾砲48、155ミリ牽引榴弾砲24、多連装ロケット発射機MLRS27、AH64攻撃ヘリコプター36、AH1攻撃ヘリコプター8、OH58偵察ヘリコプター54、UH60ヘリコプター45、UH1ヘリコプター6
M1戦車116両、M113十数両、M2歩兵戦闘車108両、改良型TOW車両24両、M3騎兵戦闘車23両。
・アメリカ第17航空グループ(韓国)
CH47ヘリコプター32、UH60突撃ヘリコプター約30
・アメリカ4/501&5/501攻撃ヘリコプター大隊(韓国)
合計:AH64攻撃ヘリコプター36、OH58偵察ヘリコプター26、UH60ヘリコプター6
FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。2
- 2012.09.26 Wednesday
- ゲーム
- 21:59
- comments(0)
- -
- -
- -
- by 中宮崇
「FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。」の続き。
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3671
前回はJapanese Frontで東京をロシア人だらけにしてみましたが、今回は初めて、Korean Frontで朝鮮半島を火の海にしてみました。
デザイナーも書いているとおり、他の戦線と違い戦線面積の割りに部隊密度が高いため、マップ上がフルスタックのタワーで第二線まで引けてしまい機動戦の余地が余りなく、ゲームとして面白いのか?って部分があったためにずっと放置してた。だって韓国軍だけで47個師団とかあるし(日本10個師団、西ドイツ12個師団)。
韓国軍は戦力も練度も、サザンフロントのトルコ軍に良く似ている。両軍とも基本的に、第二次大戦当時あるいはその直後の60年代までの米軍旧式装備を払い下げてもらって編成された軍隊である。空軍も、アメリカが後進国向け輸出用として開発したF5や、当初は最新鋭高性能機だったもののすでに旧式化しつつあるF4で装備されている。
北朝鮮軍は弱い。弱すぎる。これで戦争起こす気になるのは、知性に欠けた金ブタ様一家ぐらいだろう。
北朝鮮陸軍には16-10-5機械化歩兵ユニットとかあって一見米軍師団並みにものすごく強く見えるが、実はこれは師団(3個旅団相当)ではなく、他戦域にはない独自の軍団ユニット(5個旅団相当)なのでただの錯覚である。
陸軍はまだいい。数で何とかなる。しかし空軍は最高性能機がMig23(3-0-0)という体たらくだし、数は7ユニット(700機)揃っているとは言え、Mig17(0-1-1)とかMig19(1-1-1)とかのポンコツばかり。対する韓国空軍400機もF4(3-1-2 or 2-2-2)やF5(3-1-1)程度(+米空軍F16(4-1-2)が1ユニット)なので気合で何とかなるが、他の戦線では見られない非常にしょっぱい空の戦いが繰り広げられることになる。何しろ第1ターンから北朝鮮は制空権を取れない可能性が高いため、自動的に制空権が与えられるという他の戦線では見られない救済ルールまである始末。
まずは初期配置。
緑の在韓米軍(第2歩兵師団14-16-7)は、韓国軍機械化歩兵2個師団(4-5-6)や韓国軍機甲2個旅団(2-2-6)とともに、機動防御のために後方に下げてある。38度線は3-4-5の韓国軍自動車化歩兵師団3ユニットのフルスタックで守られた上、すぐ後ろには3-4-4師団のフルスタックが控えているという、なんたる首領様殺し。無理ゲー過ぎる。そのため勝利条件も、都市でも港でもないただの韓国領ヘクスを2マス占領すれば北朝鮮勝利になるというなんとも夢のない話になっている。
初期配置(フリーセットアップ)では、韓国軍は下手に包囲殲滅されないようにわざと38度線沿いの2ヘクスを放棄しているため、北朝鮮はそこを奪取した上で最後まで守り通せば、攻撃を仕掛けなくても勝てることになる…のだが、そうは問屋がおろさない。北朝鮮系ゲームにはよくあることだが、このゲームにも「金日成命令」という特別ルールがあって、「北朝鮮軍ユニットはゲーム終了までの各ターンの各インパルスにつき最低でも1個軍団以上の参加した攻撃を1回以上しなければなりません」と決められているのだ!そんなわけで、理不尽な首領様のせいで、北朝鮮軍は後半になるほど勝ち目のない攻撃を強いられ次第に消耗し自滅していくことになる。おまけに北朝鮮軍は、2混乱のユニットも再編成できないことになっている(ワルシャワ条約機構軍は1混乱は再編できず、NATOは無制限に再編できる)。つまり一度傷物になってしまうと、最初のころの打撃力を維持することができない。踏んだり蹴ったりだ。
個人的にはゲームバランス的に、この「金日成命令」ルールは使わないほうが良いと思う。むしろ、他のゲームにありがちな「マンセー突撃」ルールとか作ってちょっと北朝鮮有利にした方が良いんじゃなかろうか。例えば、全攻撃参加ユニットが1混乱を自動的に追加で被ることによって、1コラムシフトするとか。
理不尽なブラック上司に負けず、ワタミのバイトのごとく過労死をものともせず忠実に韓国に襲い掛かった北朝鮮軍。第1ターンの北朝鮮第2インパルス終了時点。4ヘクス占領。何とか3個師団を半包囲に成功し、これを全滅させる。
第1ターン終了時。韓国軍は東部戦線を後退させ更なる攻勢に備える。
第2ターン終了時点。9ヘクス奪取。しかしソウルはまだ陥ちてはいない。多分このゲームでソウルを落とすのは無理だと思う(;´Д‘)
やられっぱなしの韓国軍だが、第3ターンに大反抗作戦を開始。ピョンヤンから2ヘクスしか離れていない港町の南浦周辺に韓国軍海兵(4-5-6)2個師団が上陸し、港を守備する北朝鮮軍後備1個師団(1-2-3)を蹴散らしこれを占領。続く第2インパルスで海兵隊は海上輸送で撤退し、米軍第2歩兵師団と、3ターンに増援でやってきた第7軽歩兵師団が代わりに海上輸送されてきて港を守る。仁川上陸作戦を成功させたマッカーサーの再来である。ちなみに第7軽歩兵師団は、まだただの歩兵師団だった時代に仁川上陸作戦にも参加している。
これにより北朝鮮は究極の選択を迫られる。前線を放棄して南浦に急行して上陸部隊を包囲しこれを殲滅するか、それとも、上陸部隊は無視しそのまま南進するか…。最高司令部は決断を下し、不埒な米帝を叩き潰すべく、最低限の守備隊を残し、ほぼ全軍が南浦に殺到した。その結果戦闘比は4:1に達し、F4ファントムによる近接支援の結果何とか2:1に持ち込んだものの、下手をすると米軍全滅である。しかし…
第4ターンの北朝鮮による全てを賭けた大攻勢。ダイスの神様は資本主義者に微笑みかけ、上陸部隊にもそれなりの損害を与えたものの、北朝鮮軍は再起不能の大打撃を受け、祖国統一の野望は霧消した。
続くNATOインパルスにおいては、韓国軍は脆弱な北朝鮮戦線を突破し、上陸部隊の立てこもる南浦に殺到、ピョンヤンまで空挺部隊と地上部隊との連携で占領されてしまい、投了。
反省点。北朝鮮には大きなミスはなかったと思う。第4ターンの決断も、成功確率からすると正しい。4:1で攻撃が成功していたら、精鋭米軍が2個師団も吹き飛ぶという快挙を成し遂げることができていたはずだ。敢えて言えば、韓国軍による強襲上陸のターゲットとなり得る南浦と海州の防備をもっと固めるべきだったか。
逆に韓国軍の第3ターンにおける反攻上陸作戦は大失敗だった。運がよかったから助かったものの、下手をすると戦線崩壊の可能性も十分にあった。やるのであれば、もう少し北朝鮮前線部隊に打撃を与え、弱らせてからであろう。第7ターンあたりが適当か。
しかし、Japanese Frontへの増援になっている米軍第3海兵師団がこちらにまわされていれば、第3ターンの反撃でも十分北朝鮮に対する致命傷になっただろう。やっぱり日本は自衛隊だけで守ってもらった方が良い。第5ターンには北朝鮮全土が韓国の手に落ちるはずなので、そこで余った米軍第2歩兵師団と第7軽歩兵師団、そして第3海兵師団という強大な戦力を、日本を含む世界のどこにでもスウィングできる。これだけの戦力があれば、バルカン・南西戦線や北部戦線なんてたちまち崩壊だ。そんなわけで、朝鮮半島における戦況は、NATO勝利の決定打ともなり得る極めて重要なものだということがわかりました。
あとどちらの戦線も、A10欲しい(;´Д‘)
やつさえ100機ばかりいれば、共産主義者なんて蜂の巣だ。F4の近接支援が2コラムシフトなのに対し、A10の4コラムシフトは凶悪過ぎる。今はJDAMとかハイテクで安価なブツが登場しちゃったんでA10の価値も下がってしまったが、イボイノシシカワイイヨイボイノシシ。
続く。
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3704
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3671
前回はJapanese Frontで東京をロシア人だらけにしてみましたが、今回は初めて、Korean Frontで朝鮮半島を火の海にしてみました。
デザイナーも書いているとおり、他の戦線と違い戦線面積の割りに部隊密度が高いため、マップ上がフルスタックのタワーで第二線まで引けてしまい機動戦の余地が余りなく、ゲームとして面白いのか?って部分があったためにずっと放置してた。だって韓国軍だけで47個師団とかあるし(日本10個師団、西ドイツ12個師団)。
韓国軍は戦力も練度も、サザンフロントのトルコ軍に良く似ている。両軍とも基本的に、第二次大戦当時あるいはその直後の60年代までの米軍旧式装備を払い下げてもらって編成された軍隊である。空軍も、アメリカが後進国向け輸出用として開発したF5や、当初は最新鋭高性能機だったもののすでに旧式化しつつあるF4で装備されている。
北朝鮮軍は弱い。弱すぎる。これで戦争起こす気になるのは、知性に欠けた金ブタ様一家ぐらいだろう。
北朝鮮陸軍には16-10-5機械化歩兵ユニットとかあって一見米軍師団並みにものすごく強く見えるが、実はこれは師団(3個旅団相当)ではなく、他戦域にはない独自の軍団ユニット(5個旅団相当)なのでただの錯覚である。
陸軍はまだいい。数で何とかなる。しかし空軍は最高性能機がMig23(3-0-0)という体たらくだし、数は7ユニット(700機)揃っているとは言え、Mig17(0-1-1)とかMig19(1-1-1)とかのポンコツばかり。対する韓国空軍400機もF4(3-1-2 or 2-2-2)やF5(3-1-1)程度(+米空軍F16(4-1-2)が1ユニット)なので気合で何とかなるが、他の戦線では見られない非常にしょっぱい空の戦いが繰り広げられることになる。何しろ第1ターンから北朝鮮は制空権を取れない可能性が高いため、自動的に制空権が与えられるという他の戦線では見られない救済ルールまである始末。
まずは初期配置。
緑の在韓米軍(第2歩兵師団14-16-7)は、韓国軍機械化歩兵2個師団(4-5-6)や韓国軍機甲2個旅団(2-2-6)とともに、機動防御のために後方に下げてある。38度線は3-4-5の韓国軍自動車化歩兵師団3ユニットのフルスタックで守られた上、すぐ後ろには3-4-4師団のフルスタックが控えているという、なんたる首領様殺し。無理ゲー過ぎる。そのため勝利条件も、都市でも港でもないただの韓国領ヘクスを2マス占領すれば北朝鮮勝利になるというなんとも夢のない話になっている。
初期配置(フリーセットアップ)では、韓国軍は下手に包囲殲滅されないようにわざと38度線沿いの2ヘクスを放棄しているため、北朝鮮はそこを奪取した上で最後まで守り通せば、攻撃を仕掛けなくても勝てることになる…のだが、そうは問屋がおろさない。北朝鮮系ゲームにはよくあることだが、このゲームにも「金日成命令」という特別ルールがあって、「北朝鮮軍ユニットはゲーム終了までの各ターンの各インパルスにつき最低でも1個軍団以上の参加した攻撃を1回以上しなければなりません」と決められているのだ!そんなわけで、理不尽な首領様のせいで、北朝鮮軍は後半になるほど勝ち目のない攻撃を強いられ次第に消耗し自滅していくことになる。おまけに北朝鮮軍は、2混乱のユニットも再編成できないことになっている(ワルシャワ条約機構軍は1混乱は再編できず、NATOは無制限に再編できる)。つまり一度傷物になってしまうと、最初のころの打撃力を維持することができない。踏んだり蹴ったりだ。
個人的にはゲームバランス的に、この「金日成命令」ルールは使わないほうが良いと思う。むしろ、他のゲームにありがちな「マンセー突撃」ルールとか作ってちょっと北朝鮮有利にした方が良いんじゃなかろうか。例えば、全攻撃参加ユニットが1混乱を自動的に追加で被ることによって、1コラムシフトするとか。
理不尽なブラック上司に負けず、ワタミのバイトのごとく過労死をものともせず忠実に韓国に襲い掛かった北朝鮮軍。第1ターンの北朝鮮第2インパルス終了時点。4ヘクス占領。何とか3個師団を半包囲に成功し、これを全滅させる。
第1ターン終了時。韓国軍は東部戦線を後退させ更なる攻勢に備える。
第2ターン終了時点。9ヘクス奪取。しかしソウルはまだ陥ちてはいない。多分このゲームでソウルを落とすのは無理だと思う(;´Д‘)
やられっぱなしの韓国軍だが、第3ターンに大反抗作戦を開始。ピョンヤンから2ヘクスしか離れていない港町の南浦周辺に韓国軍海兵(4-5-6)2個師団が上陸し、港を守備する北朝鮮軍後備1個師団(1-2-3)を蹴散らしこれを占領。続く第2インパルスで海兵隊は海上輸送で撤退し、米軍第2歩兵師団と、3ターンに増援でやってきた第7軽歩兵師団が代わりに海上輸送されてきて港を守る。仁川上陸作戦を成功させたマッカーサーの再来である。ちなみに第7軽歩兵師団は、まだただの歩兵師団だった時代に仁川上陸作戦にも参加している。
これにより北朝鮮は究極の選択を迫られる。前線を放棄して南浦に急行して上陸部隊を包囲しこれを殲滅するか、それとも、上陸部隊は無視しそのまま南進するか…。最高司令部は決断を下し、不埒な米帝を叩き潰すべく、最低限の守備隊を残し、ほぼ全軍が南浦に殺到した。その結果戦闘比は4:1に達し、F4ファントムによる近接支援の結果何とか2:1に持ち込んだものの、下手をすると米軍全滅である。しかし…
第4ターンの北朝鮮による全てを賭けた大攻勢。ダイスの神様は資本主義者に微笑みかけ、上陸部隊にもそれなりの損害を与えたものの、北朝鮮軍は再起不能の大打撃を受け、祖国統一の野望は霧消した。
続くNATOインパルスにおいては、韓国軍は脆弱な北朝鮮戦線を突破し、上陸部隊の立てこもる南浦に殺到、ピョンヤンまで空挺部隊と地上部隊との連携で占領されてしまい、投了。
反省点。北朝鮮には大きなミスはなかったと思う。第4ターンの決断も、成功確率からすると正しい。4:1で攻撃が成功していたら、精鋭米軍が2個師団も吹き飛ぶという快挙を成し遂げることができていたはずだ。敢えて言えば、韓国軍による強襲上陸のターゲットとなり得る南浦と海州の防備をもっと固めるべきだったか。
逆に韓国軍の第3ターンにおける反攻上陸作戦は大失敗だった。運がよかったから助かったものの、下手をすると戦線崩壊の可能性も十分にあった。やるのであれば、もう少し北朝鮮前線部隊に打撃を与え、弱らせてからであろう。第7ターンあたりが適当か。
しかし、Japanese Frontへの増援になっている米軍第3海兵師団がこちらにまわされていれば、第3ターンの反撃でも十分北朝鮮に対する致命傷になっただろう。やっぱり日本は自衛隊だけで守ってもらった方が良い。第5ターンには北朝鮮全土が韓国の手に落ちるはずなので、そこで余った米軍第2歩兵師団と第7軽歩兵師団、そして第3海兵師団という強大な戦力を、日本を含む世界のどこにでもスウィングできる。これだけの戦力があれば、バルカン・南西戦線や北部戦線なんてたちまち崩壊だ。そんなわけで、朝鮮半島における戦況は、NATO勝利の決定打ともなり得る極めて重要なものだということがわかりました。
あとどちらの戦線も、A10欲しい(;´Д‘)
やつさえ100機ばかりいれば、共産主義者なんて蜂の巣だ。F4の近接支援が2コラムシフトなのに対し、A10の4コラムシフトは凶悪過ぎる。今はJDAMとかハイテクで安価なブツが登場しちゃったんでA10の価値も下がってしまったが、イボイノシシカワイイヨイボイノシシ。
続く。
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3704
FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。
- 2012.09.11 Tuesday
- ゲーム
- 22:35
- comments(0)
- -
- -
- -
- by 中宮崇
ずっと前に買って未プレイだった同人ゲーム「FAR EAST FRONT」を初めてやってみました。
ツイッターでは何度か呟いてきたけど、これは85年に発売されたSLG「ザ・サード・ワールド・ウォー」(GDW/HJ)の同人拡張キット。ザ・サード・ワールド・ウォーは北はノルウェー・フィンランドから南はトルコギリシャ、西はフランス東はポーランド・ソ連までの範囲を扱う、1990年頃に起こると想定されていたワルシャワ条約機構軍によるNATO攻撃を描いたいわゆる「第三次世界大戦」もののゲーム。当時色々出ていた同種のテーマのSLGの中でもこれはかなりビッグゲームな方で、マップ全部広げると6畳一間ではかなりつらい。
全部広げるとこんな感じ。左が北(スカンジナビア半島)で右がイタリアやギリシャ・トルコ。フルマップ6枚+α(;´Д‘)
http://boardgamegeek.com/image/264873/the-third-world-war
小学校の頃からSLGゲーマーやってた僕的には一番好きなアイテムの一つで、保有SLGの中で最も(ソロ)プレイしてきたもの。他に姉妹ゲームとして「ペルシャンガルフ」という中東・ペルシャ湾岸地域を扱った作品があり、ソ連軍によるイラン・湾岸諸国等への侵攻を描いている。これはザ・サード・ワールド・ウォーと連結してプレイすることもでき、そうするともう部屋が足の踏み場がない(;´Д‘)
フルマップ4枚(´・ω・`)
http://boardgamegeek.com/image/1272032/persian-gulf-battle-for-the-middle-east
ちなみにペルシャンガルフは後に、湾岸戦争をシミュレートできるヴァリアントがSLG雑誌「TACTICS」によって公開されている。
80年台に山のように発売された同種の第三次大戦物ゲームの中でザ・サード・ワールド・ウォーが未だに愛され同人拡張キットまで発売されている理由はいくつかあるが、一番大きいのは、部隊の戦力評価の方法がルールブックにおいて明記されている点ではなかろうか。つまり、刊行されている資料などを利用すれば、自分が好きな国や地域における90年代当時の紛争を扱ったゲームを自由に作れるのである。実際僕も高専生の頃は、自衛隊とかスイス軍とかのユニットをミリタリー・バランスのデータ利用して作ったりしていたし。
今は良い時代になったもので、SLG通信対戦用のVASSALってフリーソフトがあって、パソコンさえあればマップを広げなくても通信対戦もソロプレイもできちゃう。
http://www.vassalengine.org/wiki/Module:The_Third_World_War
で、FAR EAST FRONT。これは08年に夏コミで発売された同人作品で、ソ連による日本侵攻と北朝鮮による韓国侵攻の二つを扱っており、それぞれ独自にプレイすることもできるし、ザ・サード・ワールド・ウォーやペルシャンガルフと連結して全世界規模の戦いもプレイできるという優れもの。よく品切れするけど、こちらの通販で買うこともできる。プレイにはザ・サード・ワールド・ウォーかペルシャンガルフのルールブック等が必要なので注意。まぁ僕は両方共持っているんですけどね(´-`)y─┛~~
http://saitohobbygames.jp/products/detail.php?product_id=15429
そんでもって3年以上プレイせずに夜な夜なデータやルールだけ眺めてグフフと不気味に悦に入っていたFAR EAST FRONTだけど、ルールはともかく部隊の戦力評価等には以前から疑問を持っていた。自衛隊が強すぎるのだ。練度がアメリカ軍や西ドイツ軍と同じゲーム最高レベルの7ってのもおかしいし(ソ連は6、韓国は5。個人的には6が適当に思える)、攻撃力-防御力自体も高すぎる。第7機甲師団(10-10-7)が、アメリカ軍機甲師団(15-15-7)の次に強い西ドイツ機甲師団(10-9-7)以上の戦力というのはやりすぎだ。普通科師団にしたって5-7-7だし、二線級のカテゴリーB師団(7-7-5)がほとんどのソ連軍では到底太刀打ち出来ない。
なんでそんなことになるかというと、前述の通り僕も昔自衛隊ユニット作ったことがあるんで分かるのだが、ミリタリー・バランスのデータをそのまま適用しちゃうと確かにそうなってしまうのである。あれに載っているデータはどうも、特に砲兵戦力が過大評価されているのだ。
韓国駐留の米第2歩兵師団の戦力もおかしくて、あの部隊は同じ「歩兵」と言っても欧州や米本土のそれとは編成が相当異なっていて、特に戦車や歩兵戦闘車の定数がかなり少ないので、同じ14-16-7の評価を与えてしまうのは問題だ。個人的には10-12-7で自動車化歩兵扱いが適当に思う。
で、半島方面はプレイしてもあまりおもしろくなさそうなので放置して(マップ上に部隊が山のようにひしめいて機動戦の余地が殆ど無いため)、日本戦線だけ検討。
まず守る側の自衛隊の戦力は合計10個師団+富士教導団やら空挺団やらなんちゃらかんちゃら。
10-10-7 × 1(第7機甲師団)
2-3-7 × 1(第1師団)
6-9-7 × 1(第2師団)
5-7-7 × 7(第5,6、9、10、11、12、13師団)
これ以外の師団はマップ外の九州四国中国関西中部を守っているという設定なため登場しない。
それ以外に自衛隊には、米軍から第3海兵師団(5-9-8)と第25軽歩兵師団(3-4-7)の増援がやってくる。
これについても、他の同テーマのゲームを見てもいつも思うのだが、第3海兵師団は日本なんかではなく韓国か場合によっては中東辺りに派遣されると思うのだが。
対するソ連軍は、合計たったの11個師団。
11-9-6 × 1(カテゴリーA機甲師団)
7-7-6 × 1(カテゴリーA?自動車化狙撃師団)
7-7-5 × 7(カテゴリーB自動車化狙撃師団)
4-4-7 × 1(空挺師団)
2-2-5 × 3(両用戦訓練自動車化狙撃旅団)
こんな戦力でクレムリンから「同志司令。自衛隊ボコってきてね」なんて言われたら、僕なら速攻日本に亡命します。上陸作戦しなきゃならんのに海軍歩兵さえいなくて港以外に強襲上陸もできず敵前上陸もできないなんて舐めとるのかと。
救いは圧倒的な空軍戦力。日米の8ユニット(F15とかF16とかが800機)に対しソ連は16ユニット(1600機。そのうち2ユニットが骨董品のミグ21)もある。まさにギレン閣下の仰るごとく「圧倒的ではないか、我軍は」である。他の戦線でソ連空軍がここまで気持ちのよいやりたい放題できる所は無い。無論性能的には比ぶべくもないんでちょこちょこと削られていって後半には逆転されてしまう可能性が大きいわけだが。
ソ連軍の作戦的には、標準的な北海道侵攻と、裏技的な裏日本侵攻の大きく分けて二つを選ぶことができる。ただ裏日本侵攻だと北海道侵攻の半分しか海上輸送能力を使えないため、侵攻兵力に不安が残る。しかし新潟辺りから、手薄な関東になだれ込んで東京占領のサドンデス勝利を狙うのは、中々に痛快。
勝利条件的には4点を取ればソ連の辛勝になるため、北海道侵攻であれば稚内、網走、釧路に加えて帯広・旭川のどちらか一つの道東を制圧すれば勝てる。しかし今回プレイしてみた結果、北海道侵攻での勝利は中々に困難だと実感した。本州からガンガン増援が北上してくるため、やがては侵攻が行き詰まってしまい更には反撃されて北海道から追い落とされてしまいかねないのだ。これを防ぐためには青函トンネルを破壊し太平洋岸の港湾(函館、釧路、千歳)を早期にことごとく占領してしまう必要があるのだけど、そんなの無理です(´・ω・`)
仕方ないので裏日本侵攻を試してみた。
自衛隊の初期配置。北海道に4個師団が集中。首都圏は弱小第1師団が守るのみ。初期配置の自衛隊は師団ではなく、連隊単位で分散配置されている。
新潟は第12師団の1個連隊が居座っているし、酒田は自衛隊の早期反応で守りを固められてしまうだろうから、上陸地点は直江津しかない。ここに毎ターン4個師団が海上輸送されてくるわけだから、ソ連軍の全部隊が本州にやってくるには最低3ターンかかる。しかし全力で本州を攻めてしまうと、手すきとなった北海道の精鋭4個師団が南下してきてしまうので、稚内辺りに空中機動旅団を送り込んで敵兵力を拘束しておく必要があるだろう。
という方針で第2ターンが終了したところでこうなった。緑は来援した米軍。はっきり言って要らない。間に合ってます。僕なら連結ゲームではノルウェーかトルコ辺りで活躍してもらう。
自衛隊が早々に戦線張るのを諦めて機動戦と拠点防御に方針転換した結果、東北が無防備のカオス状態に。既に2個師団ほど吹き飛ばされている。もちろん弱小第1師団も(;´Д‘)大都市が3ヘクス占領されるとサドンデスで日本の負けだが、この時点で東京と千葉の2ヘクスが占領されている。残る札幌、仙台、横浜のどれか一つを取ればソ連の勝ちだが、第2ターンの横浜と仙台の攻撃は失敗したし、これ以上の侵攻は無理だし、かと言ってこの広大な占領地を維持しようとすれば反撃食らって全滅しかねないので、大幅に戦線縮小して新潟・前橋のラインまで後退して死守の構えに入るしか無いと思う。
結論。裏日本侵攻はまだ一回しかやっていないんで戦線もクソもないとんでもな展開になったけど、北海道侵攻では勝てないが裏日本侵攻ならかなりの可能性がある。目指すなら皇居!と思いました。
余談。連結ゲームの場合、僕がソ連最高司令部であれば、日本は放置して極東ソ連軍の全戦力はスウェーデンかトルコ辺りに投入します。そうすればどちらかの戦線は圧倒的戦力で蹂躙できる。空軍だけ西ドイツに投入するというのも良いかもしれない。しかしゲームデザイナーはそれを見越してか、勝利条件上はそういうことをすると、30点も失っちゃうことになっている。これは大都市15個、小都市30個分。負けちゃう(;´Д‘)
そもそもこのゲームでは、ソ連は何のために日本に侵攻するんだろうねぇ。冷戦期によく言われていたのは、三海峡の安全を確保してソ連太平洋艦隊を支援するため、ってなことだったけど、それなら日本は攻撃せずに放っておいた方が変に海峡封鎖されないんで良いと思うんだけど。米軍兵力の拘束というよく言われる目的についても、本ゲームでやってくる米軍はせいぜい海兵1個師団に弱小軽歩兵1個師団、航空機400機である。こんなもん相手にソ連は11個師団と1600機を投入しているのだから、これではむしろ、拘束されているのはソ連軍だ。いずれにせよソ連に生まれなくて良かったねぇ。あとそのうち、イスラエルとインド・パキスタンと中ソ国境と台湾とキューバ・中南米とか作りたいね。
続く。FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。2
http://nakamiya893.jugem.jp/?eid=3687
ツイッターでは何度か呟いてきたけど、これは85年に発売されたSLG「ザ・サード・ワールド・ウォー」(GDW/HJ)の同人拡張キット。ザ・サード・ワールド・ウォーは北はノルウェー・フィンランドから南はトルコギリシャ、西はフランス東はポーランド・ソ連までの範囲を扱う、1990年頃に起こると想定されていたワルシャワ条約機構軍によるNATO攻撃を描いたいわゆる「第三次世界大戦」もののゲーム。当時色々出ていた同種のテーマのSLGの中でもこれはかなりビッグゲームな方で、マップ全部広げると6畳一間ではかなりつらい。
全部広げるとこんな感じ。左が北(スカンジナビア半島)で右がイタリアやギリシャ・トルコ。フルマップ6枚+α(;´Д‘)
http://boardgamegeek.com/image/264873/the-third-world-war
小学校の頃からSLGゲーマーやってた僕的には一番好きなアイテムの一つで、保有SLGの中で最も(ソロ)プレイしてきたもの。他に姉妹ゲームとして「ペルシャンガルフ」という中東・ペルシャ湾岸地域を扱った作品があり、ソ連軍によるイラン・湾岸諸国等への侵攻を描いている。これはザ・サード・ワールド・ウォーと連結してプレイすることもでき、そうするともう部屋が足の踏み場がない(;´Д‘)
フルマップ4枚(´・ω・`)
http://boardgamegeek.com/image/1272032/persian-gulf-battle-for-the-middle-east
ちなみにペルシャンガルフは後に、湾岸戦争をシミュレートできるヴァリアントがSLG雑誌「TACTICS」によって公開されている。
80年台に山のように発売された同種の第三次大戦物ゲームの中でザ・サード・ワールド・ウォーが未だに愛され同人拡張キットまで発売されている理由はいくつかあるが、一番大きいのは、部隊の戦力評価の方法がルールブックにおいて明記されている点ではなかろうか。つまり、刊行されている資料などを利用すれば、自分が好きな国や地域における90年代当時の紛争を扱ったゲームを自由に作れるのである。実際僕も高専生の頃は、自衛隊とかスイス軍とかのユニットをミリタリー・バランスのデータ利用して作ったりしていたし。
今は良い時代になったもので、SLG通信対戦用のVASSALってフリーソフトがあって、パソコンさえあればマップを広げなくても通信対戦もソロプレイもできちゃう。
http://www.vassalengine.org/wiki/Module:The_Third_World_War
で、FAR EAST FRONT。これは08年に夏コミで発売された同人作品で、ソ連による日本侵攻と北朝鮮による韓国侵攻の二つを扱っており、それぞれ独自にプレイすることもできるし、ザ・サード・ワールド・ウォーやペルシャンガルフと連結して全世界規模の戦いもプレイできるという優れもの。よく品切れするけど、こちらの通販で買うこともできる。プレイにはザ・サード・ワールド・ウォーかペルシャンガルフのルールブック等が必要なので注意。まぁ僕は両方共持っているんですけどね(´-`)y─┛~~
http://saitohobbygames.jp/products/detail.php?product_id=15429
そんでもって3年以上プレイせずに夜な夜なデータやルールだけ眺めてグフフと不気味に悦に入っていたFAR EAST FRONTだけど、ルールはともかく部隊の戦力評価等には以前から疑問を持っていた。自衛隊が強すぎるのだ。練度がアメリカ軍や西ドイツ軍と同じゲーム最高レベルの7ってのもおかしいし(ソ連は6、韓国は5。個人的には6が適当に思える)、攻撃力-防御力自体も高すぎる。第7機甲師団(10-10-7)が、アメリカ軍機甲師団(15-15-7)の次に強い西ドイツ機甲師団(10-9-7)以上の戦力というのはやりすぎだ。普通科師団にしたって5-7-7だし、二線級のカテゴリーB師団(7-7-5)がほとんどのソ連軍では到底太刀打ち出来ない。
なんでそんなことになるかというと、前述の通り僕も昔自衛隊ユニット作ったことがあるんで分かるのだが、ミリタリー・バランスのデータをそのまま適用しちゃうと確かにそうなってしまうのである。あれに載っているデータはどうも、特に砲兵戦力が過大評価されているのだ。
韓国駐留の米第2歩兵師団の戦力もおかしくて、あの部隊は同じ「歩兵」と言っても欧州や米本土のそれとは編成が相当異なっていて、特に戦車や歩兵戦闘車の定数がかなり少ないので、同じ14-16-7の評価を与えてしまうのは問題だ。個人的には10-12-7で自動車化歩兵扱いが適当に思う。
で、半島方面はプレイしてもあまりおもしろくなさそうなので放置して(マップ上に部隊が山のようにひしめいて機動戦の余地が殆ど無いため)、日本戦線だけ検討。
まず守る側の自衛隊の戦力は合計10個師団+富士教導団やら空挺団やらなんちゃらかんちゃら。
10-10-7 × 1(第7機甲師団)
2-3-7 × 1(第1師団)
6-9-7 × 1(第2師団)
5-7-7 × 7(第5,6、9、10、11、12、13師団)
これ以外の師団はマップ外の九州四国中国関西中部を守っているという設定なため登場しない。
それ以外に自衛隊には、米軍から第3海兵師団(5-9-8)と第25軽歩兵師団(3-4-7)の増援がやってくる。
これについても、他の同テーマのゲームを見てもいつも思うのだが、第3海兵師団は日本なんかではなく韓国か場合によっては中東辺りに派遣されると思うのだが。
対するソ連軍は、合計たったの11個師団。
11-9-6 × 1(カテゴリーA機甲師団)
7-7-6 × 1(カテゴリーA?自動車化狙撃師団)
7-7-5 × 7(カテゴリーB自動車化狙撃師団)
4-4-7 × 1(空挺師団)
2-2-5 × 3(両用戦訓練自動車化狙撃旅団)
こんな戦力でクレムリンから「同志司令。自衛隊ボコってきてね」なんて言われたら、僕なら速攻日本に亡命します。上陸作戦しなきゃならんのに海軍歩兵さえいなくて港以外に強襲上陸もできず敵前上陸もできないなんて舐めとるのかと。
救いは圧倒的な空軍戦力。日米の8ユニット(F15とかF16とかが800機)に対しソ連は16ユニット(1600機。そのうち2ユニットが骨董品のミグ21)もある。まさにギレン閣下の仰るごとく「圧倒的ではないか、我軍は」である。他の戦線でソ連空軍がここまで気持ちのよいやりたい放題できる所は無い。無論性能的には比ぶべくもないんでちょこちょこと削られていって後半には逆転されてしまう可能性が大きいわけだが。
ソ連軍の作戦的には、標準的な北海道侵攻と、裏技的な裏日本侵攻の大きく分けて二つを選ぶことができる。ただ裏日本侵攻だと北海道侵攻の半分しか海上輸送能力を使えないため、侵攻兵力に不安が残る。しかし新潟辺りから、手薄な関東になだれ込んで東京占領のサドンデス勝利を狙うのは、中々に痛快。
勝利条件的には4点を取ればソ連の辛勝になるため、北海道侵攻であれば稚内、網走、釧路に加えて帯広・旭川のどちらか一つの道東を制圧すれば勝てる。しかし今回プレイしてみた結果、北海道侵攻での勝利は中々に困難だと実感した。本州からガンガン増援が北上してくるため、やがては侵攻が行き詰まってしまい更には反撃されて北海道から追い落とされてしまいかねないのだ。これを防ぐためには青函トンネルを破壊し太平洋岸の港湾(函館、釧路、千歳)を早期にことごとく占領してしまう必要があるのだけど、そんなの無理です(´・ω・`)
仕方ないので裏日本侵攻を試してみた。
自衛隊の初期配置。北海道に4個師団が集中。首都圏は弱小第1師団が守るのみ。初期配置の自衛隊は師団ではなく、連隊単位で分散配置されている。
新潟は第12師団の1個連隊が居座っているし、酒田は自衛隊の早期反応で守りを固められてしまうだろうから、上陸地点は直江津しかない。ここに毎ターン4個師団が海上輸送されてくるわけだから、ソ連軍の全部隊が本州にやってくるには最低3ターンかかる。しかし全力で本州を攻めてしまうと、手すきとなった北海道の精鋭4個師団が南下してきてしまうので、稚内辺りに空中機動旅団を送り込んで敵兵力を拘束しておく必要があるだろう。
という方針で第2ターンが終了したところでこうなった。緑は来援した米軍。はっきり言って要らない。間に合ってます。僕なら連結ゲームではノルウェーかトルコ辺りで活躍してもらう。
自衛隊が早々に戦線張るのを諦めて機動戦と拠点防御に方針転換した結果、東北が無防備のカオス状態に。既に2個師団ほど吹き飛ばされている。もちろん弱小第1師団も(;´Д‘)大都市が3ヘクス占領されるとサドンデスで日本の負けだが、この時点で東京と千葉の2ヘクスが占領されている。残る札幌、仙台、横浜のどれか一つを取ればソ連の勝ちだが、第2ターンの横浜と仙台の攻撃は失敗したし、これ以上の侵攻は無理だし、かと言ってこの広大な占領地を維持しようとすれば反撃食らって全滅しかねないので、大幅に戦線縮小して新潟・前橋のラインまで後退して死守の構えに入るしか無いと思う。
結論。裏日本侵攻はまだ一回しかやっていないんで戦線もクソもないとんでもな展開になったけど、北海道侵攻では勝てないが裏日本侵攻ならかなりの可能性がある。目指すなら皇居!と思いました。
余談。連結ゲームの場合、僕がソ連最高司令部であれば、日本は放置して極東ソ連軍の全戦力はスウェーデンかトルコ辺りに投入します。そうすればどちらかの戦線は圧倒的戦力で蹂躙できる。空軍だけ西ドイツに投入するというのも良いかもしれない。しかしゲームデザイナーはそれを見越してか、勝利条件上はそういうことをすると、30点も失っちゃうことになっている。これは大都市15個、小都市30個分。負けちゃう(;´Д‘)
そもそもこのゲームでは、ソ連は何のために日本に侵攻するんだろうねぇ。冷戦期によく言われていたのは、三海峡の安全を確保してソ連太平洋艦隊を支援するため、ってなことだったけど、それなら日本は攻撃せずに放っておいた方が変に海峡封鎖されないんで良いと思うんだけど。米軍兵力の拘束というよく言われる目的についても、本ゲームでやってくる米軍はせいぜい海兵1個師団に弱小軽歩兵1個師団、航空機400機である。こんなもん相手にソ連は11個師団と1600機を投入しているのだから、これではむしろ、拘束されているのはソ連軍だ。いずれにせよソ連に生まれなくて良かったねぇ。あとそのうち、イスラエルとインド・パキスタンと中ソ国境と台湾とキューバ・中南米とか作りたいね。
続く。FAR EAST FRONT(ファーイーストフロント)をプレイしてみた。2
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